世界観・用語

World and Word

現在アコルドールは日本にて滞在中。そのため舞台は主に日本となります。
加えて、当世界は第二次世界大戦終戦後から100年程経っており西暦2050年。現在よりも少し未来のお話となりますので多少科学力が発展している世界になります。
ただし日本といえど現代より少し未来の社会であるため和名、洋名自由となっています。その事を踏まえたうえで下記項目を拝見お願いします。

表社会

society

多くの人々が認知することができる現代社会と呼ばれる我々も知る世界。
裏世界の事情に触れることがなく、調律師『アコルドール』が裏世界の侵食から守る対象。
しかし、アコルドールは世界の秘密であり謂わば裏世界の者になる。そのため表社会の警察に狙われることにもなる。多くのことは各国の政府が秘匿にし、場合によっては大規模なカバーストーリーを持ってアコルドールの存在が表に出ることを防ぐ。
彼らであっても裏世界の事は決して表に出ることは許されず、表社会の平和を守る彼女たちもまた表社会から身を隠す事になる。
ただし非番であるときにはもちろん彼らアコルドールの者たちも表社会で羽を伸ばすこともしばしば。その羽伸ばしも裏社会の人間達が表社会で余計なことをしていないかの監視を兼ねてもいるが、その時でも彼らの視線は市民や対象に感づかれることなくひっそりと闇の中で事を済ませる。
イメージは普段皆が過ごす現代社会であり、彼らや裏社会の者たちが紛れていることも少なくない。
科学力は現在よりも数倍程発展しておりかなり値が張るが設置型の空間投影のモニター。多少の家事を手伝えるAI搭載住宅程度の技術に発展しています。

裏社会

Underground

表社会には決して認知されず、裏から表社会のバランスと必要悪を担う政府も秘匿にする社会体制。例え薬や暴力沙汰があったとしても多少のことであれば政府によってもみ消され、各国で力による間接的な治安維持や裏ルートからの根回しによる危険思想の撲滅などを担う組織も存在する。
中には政府と深いつながりを持ち政府からの指示による犯罪まがいな以来も多く垂れ込んでくる。表にバレるわけの行かない秘密裏の輸入輸出。命を狙われる重要人物の護送。軽い気持ちで犯罪を行う青少年少女達に対して裏社会の恐怖心を与える反面的な教育。表に知られればどれも犯罪であったり警察が動く事態ではあるものの、その微妙なバランスの必要悪によって表社会の平和が保たれることとなる。謂わば世間の泥被り役が裏社会となる。
しかし裏社会でのバランスを乱す者が現れることも少なくなく、それにより頼られるのが『アコルドール』。フランス語の『accordeur』が由来であり調律師を意味する。裏社会の住人が表社会を脅かすものであればすぐさま彼らによって調律が行われる。彼らもまた裏社会の人間であるため表社会にバレるわけには行かないが、裏社会の闇を表に出さない重要な組織となる。

政府と裏社会の関係

Underground society

表社会である政府と裏社会は謂わば唯一表と裏がつながる架け橋的存在となっている。政府が繋がることによりその下に所属する警察を中心とした国家組織の上層部は、彼ら裏社会の事は大方黙認することとなっている。裏社会の者達が役目を果たし、表社会の秩序をよほど汚さない限りは彼らの悪行も必要悪とみなし各上層部に寄ってもみ消されることとなる。
しかし、一度彼らが表社会にとって薬以上に毒になるとされた際には必ずしも何かしらの形によって調律が行われる。その調律を行う『アコルドール』は表社会ではほとんど知られていない組織であり、知っていたとしても姿を知らない都市伝説扱いとなっている。裏社会の中でも下っ端や組織を持たない者が知っていることは少ないが、存在を知ったものは『アコルドール』は裏社会においても表社会においても強大な組織だということを認知させられる。
ただし知っている者たちにとっては裏社会にとって最も警戒すべき存在であり、逆らってはいけない組織だという認識が強いため長く続いている組織ほど彼ら『アコルドール』に対しては良好な関係を保つために躍起になっている。