キャラクター登録
Character entryこちらは本部屋【ミナコイチャット/アコル+ドール】にて使用されるキャラ情報を登録する場所となっています。
登録次第、【各勢力の組織図】にキャラ名が登録されます。予約の場合も同様に背後名のみが登録されますので、枠がとられる心配はございません。
また、キャラ登録において必須な項目がございます。そちらに関してのみ下記に注意事項とテンプレをともに記載しておきますので、参考・ご利用くださいませ。
下記項目以外にも能力や魔法等以外であれば自由に項目を追加していただいて構いません。
テンプレ
【名前】
【年齢】
【性別】
【容姿】
【性格】
【武器】
【所属】
【役職】
【戦闘能力】
項目名 | 詳細 |
名前 | どの場所の所属であっても、洋名。和名。ご自由にお選びいただけます。 注意点として、カタカナ・ひらがな名以外はルビを忘れないこと。 |
年齢 | 年齢は人間の範疇であれば自由。 子供だけど裏社会。老人だけど表社会の下っ端の方。役職問わずその組織のイメージさえ崩れなければ自由です。 |
性別 | 男性。または女性。 裏社会・アコルドールの人間であれば性別不明は可能です。 |
容姿 | 文章のみの場合はできるだけ詳しく、 イメージできる程度には記載をお願いいたします。 画像をお持ちの際は画像を添付していただければ、 こちらは要所のみの記載でも構いません。 わかりやすければ長くとも短くともよいです。 |
性格 | なるべく詳しく記載していただけることを推奨いたします。 成りにおいて、キャラ同士の愛称がございますので 自身のキャラと相性が良いか悪いかの判断材料になります。 わかりやすければ長くとも短くともよいです。 |
武器 | 常識の範囲内で自由です。表社会の一般人なのに銃を持っている等はできませんが、裏社会やアコルドールの人間であれば戦車や戦艦規模のでなければ、基本無許可で使用可能です。 もし戦車や戦闘機等を武器にしたい方が居れば要相談でお願いします。 |
所属 | 所属は【各勢力の組織図】内の組織の中から選んでください。 ごく普通の表社会。刺激的な裏社会。表と裏を結び本成りのメイン組織であるアコルドール。どの陣営でもどの組織でも構いません。 また、表社会と裏社会の組織は【組織報告】にて増やすことが可能です。 |
役職 | 【各勢力の組織図】を見た上で所属した組織の中から好きな役職を選んでください。 ただし、人数制限のある役職に関しては一人二キャラまでとなります。 |
戦闘能力 | 当キャラが可能な戦闘行為による能力を記載してください。 能力や魔法の世界ではないため基本的に身体能力や知能のレベルを記載してもらいます。 視力がかなり良い。聴覚が優れている等も戦闘能力に含まれ、知能が高い等も頭脳戦というモノにおいては戦闘能力になるため該当します。 とにかく当キャラにとっての戦い方やその強さを詳細に書いていただけると、新しく成る方が困ら兄かと思います。 |
泡
泡乃さん (8ifeac80)2022/10/29 15:53 (No.37741)削除【名前】蹄野絆(ひづめのきずな)
【年齢】17歳(高校二年生)
【性別】女
【容姿】明るい茶髪の肩の下まである髪の毛は高い位置でポニーテールにされており、前髪はイマドキの女の子らしい薄目のシースルーバング。横にはすこし外はねになった髪の毛の束を垂らしている。目はパッチリとしたすこしつり目の二重になっていて、色は鮮やかな夕焼けの様な茜色をしている。睫は量が多くバサバサとしている感じ。普段はメイクはあまりせず、遊びに行くときだけなどメイクをするようだ。肌は白め。全体的にはっきりしたすこしかわいい感じの顔立ち。身長は160cm、体重は55キロ。制服は白のシャツに青無地のネクタイ、スカートは膝上の長さの黒白の千鳥柄となっている。上から無地の黒色のパーカーを羽織っている。靴下は白のくるぶしソックス、靴は赤色に白紐のハイカットスニーカー。基本制服で行動することが多いが、たまに私服でいるときがある(但しごく稀)
【性格】明るく、ノリも良く、感情表現がオーバーでとにかくコミュ力の高い人間。一人でいる子には声をかけてみる、といった感じでお人好しでもある。誰か困ったいたら助け合う。そんなスタンスでいるので彼女にお世話になった人は多いし、そんな彼女を尊敬する人も多い。学校でもいわゆる陽キャ的なポジションに収まるか、後述する趣味がかなりヲタク系のため、本人は「外は陽キャ中身はヲタク」と名乗っている。そんな彼女の推しはとあるアイドルゲームのアイドル。日々ヲタ活に励んでいるようだ。その推しは内気だった自分を変えるキッカケをくれた存在だと語っている。
【武器】なし(武器も持てず体術的なのもできない)
【所属】その他表社会の住人
【役職】なし
【戦闘能力】表社会の普通の高校生なので武力はないに等しいが、頭脳に関しては人以上の物を持っている。特に持ち合わせた勘と相手の行動を大まかに読む力があるため、戦闘は出来ないが逃げることに関してはあらかた出来るようだ。
【備考】実は彼女はネットで普段人々の目につかないようなニュースを発信する情報発信家、「刃渡り5センチ」として活動している。新聞に乗らないような小さなニュースなどを主に取り扱い、ざっとまとめたものをSNSで発信している。ちなみに「刃渡り5センチ」の由来はギリギリのニュースでも人々に伝えたいという思いから(法律で携帯刃物の上限が5センチのものまでのため)
一人で活動しているわけではなく、ネットで募った有志三人を含めて活動している。この活動を始めたきっかけは父であり、父が昔書いた文章が新聞にのらず、このニュースが世間に伝えられないのはもったいないと思い、活動を始めた。(活動のことを父母は知っている)
家族構成は父(大手新聞社でライターをしている)、母(ウェブデザイナー)を含めた三人家族。
学校は偏差値56とそれなりに賢い学校。絆本人もわりと賢い。
【好き嫌い】好きなもの→推し、サーモン、仲間、ゲーム
嫌いなもの→ゴーヤ、好きなものを否定されること、蜘蛛
趣味→文章を書くこと、ヲタ活、美味しいご飯やさん巡り、競馬観賞
【SV】
一人称→私
二人称→下の名前呼び捨てが多い
三人称→あの子
「私の名前、蹄野絆って言うんだ!よかったら話さない?」
「えっ!ちょっと先生当てないでくださいよ!わからんわからんって!……X=2かな?………間違ってるんかい!」
「はぁ~~~今日も推しが尊い。……えっ?何がそんなにいいかって?話すと長くなるよ?いいの?」
「いや~!テスト終わりの回転寿司最高!サーモンに溺れられるわぁ」
「今日のニュースは……なかなかいい反響やな。意見読んで、これからの参考にせんと。」
「私がニュースを発信続しける理由?……多くの人に情報を知ってほしいからかな?そんなに大したことも出来てないけどね。」
若干関西弁混じりの話し方
【年齢】17歳(高校二年生)
【性別】女
【容姿】明るい茶髪の肩の下まである髪の毛は高い位置でポニーテールにされており、前髪はイマドキの女の子らしい薄目のシースルーバング。横にはすこし外はねになった髪の毛の束を垂らしている。目はパッチリとしたすこしつり目の二重になっていて、色は鮮やかな夕焼けの様な茜色をしている。睫は量が多くバサバサとしている感じ。普段はメイクはあまりせず、遊びに行くときだけなどメイクをするようだ。肌は白め。全体的にはっきりしたすこしかわいい感じの顔立ち。身長は160cm、体重は55キロ。制服は白のシャツに青無地のネクタイ、スカートは膝上の長さの黒白の千鳥柄となっている。上から無地の黒色のパーカーを羽織っている。靴下は白のくるぶしソックス、靴は赤色に白紐のハイカットスニーカー。基本制服で行動することが多いが、たまに私服でいるときがある(但しごく稀)
【性格】明るく、ノリも良く、感情表現がオーバーでとにかくコミュ力の高い人間。一人でいる子には声をかけてみる、といった感じでお人好しでもある。誰か困ったいたら助け合う。そんなスタンスでいるので彼女にお世話になった人は多いし、そんな彼女を尊敬する人も多い。学校でもいわゆる陽キャ的なポジションに収まるか、後述する趣味がかなりヲタク系のため、本人は「外は陽キャ中身はヲタク」と名乗っている。そんな彼女の推しはとあるアイドルゲームのアイドル。日々ヲタ活に励んでいるようだ。その推しは内気だった自分を変えるキッカケをくれた存在だと語っている。
【武器】なし(武器も持てず体術的なのもできない)
【所属】その他表社会の住人
【役職】なし
【戦闘能力】表社会の普通の高校生なので武力はないに等しいが、頭脳に関しては人以上の物を持っている。特に持ち合わせた勘と相手の行動を大まかに読む力があるため、戦闘は出来ないが逃げることに関してはあらかた出来るようだ。
【備考】実は彼女はネットで普段人々の目につかないようなニュースを発信する情報発信家、「刃渡り5センチ」として活動している。新聞に乗らないような小さなニュースなどを主に取り扱い、ざっとまとめたものをSNSで発信している。ちなみに「刃渡り5センチ」の由来はギリギリのニュースでも人々に伝えたいという思いから(法律で携帯刃物の上限が5センチのものまでのため)
一人で活動しているわけではなく、ネットで募った有志三人を含めて活動している。この活動を始めたきっかけは父であり、父が昔書いた文章が新聞にのらず、このニュースが世間に伝えられないのはもったいないと思い、活動を始めた。(活動のことを父母は知っている)
家族構成は父(大手新聞社でライターをしている)、母(ウェブデザイナー)を含めた三人家族。
学校は偏差値56とそれなりに賢い学校。絆本人もわりと賢い。
【好き嫌い】好きなもの→推し、サーモン、仲間、ゲーム
嫌いなもの→ゴーヤ、好きなものを否定されること、蜘蛛
趣味→文章を書くこと、ヲタ活、美味しいご飯やさん巡り、競馬観賞
【SV】
一人称→私
二人称→下の名前呼び捨てが多い
三人称→あの子
「私の名前、蹄野絆って言うんだ!よかったら話さない?」
「えっ!ちょっと先生当てないでくださいよ!わからんわからんって!……X=2かな?………間違ってるんかい!」
「はぁ~~~今日も推しが尊い。……えっ?何がそんなにいいかって?話すと長くなるよ?いいの?」
「いや~!テスト終わりの回転寿司最高!サーモンに溺れられるわぁ」
「今日のニュースは……なかなかいい反響やな。意見読んで、これからの参考にせんと。」
「私がニュースを発信続しける理由?……多くの人に情報を知ってほしいからかな?そんなに大したことも出来てないけどね。」
若干関西弁混じりの話し方
泡
泡乃さん (8ifeac80)2022/10/29 15:58削除あの子に惚の字メーカー様をお借りしました。

泡
泡乃さん (8ifeac80)2022/11/2 23:48削除追記 所属をその他表社会の住人から集音カルテットに変更。
返信
返信2
冬
冬城さん (8hyi43xq)2022/10/26 02:34 (No.37593)削除【名前】Algernon・Clark・Garcia (アルジャーノン・クラーク・ガルシア)
【年齢】25
【性別】男性
【容姿】サラサラの真っ白い髪を洒落たふうに整え、煮えた柘榴みたいに赤い目は常に光が無い。生気がないというかいっそ病的なほど色白い肌の持ち主。秀麗な面立ちの持ち主ではあるものの、光の無い目のせいでなんとなく不気味。また、異常なくらいの痩身でもある。骨が浮き、肉もほとんど付いていない。触るとびっくりするかも。しかし身長は仰反るほど高く、最後に測った時は197cmだったんだとか。
黒いシャツに瑠璃色のネクタイ、というところだけ固定し、アウターは日々変わる。スーツだったり、コートだったり、軍服だったり。ここ最近のお気に入りはトレンチコート。靴はだいたい編み上げのブーツだが、こちらもやはり日替わり。共通点としては非常にアクセサリーが多いこと。イヤリングやピアス、指輪などなど、数多のアクセサリーを日頃から取っ替え引っ替えしている。 必ず黒いマスクをしており、これは絶対に外さない。
【性別】無機質で機械的な人物。型に嵌めた敬語で喋り、まるでマニュアルがあるかのような言動しか取らず、アドリブに否定的。自分の中で出会った人間を分類しており、このタイプにはこの対応、と決めているそうだ。頭は良く、知識豊富でもあるが思考の柔軟性は皆無で、急な物事に弱い、とも言える。感情的になることはとても少なく、冷酷で冷淡、情に流されない。それに伴って、情で動く人間を心底軽蔑しているとか、いないとか。
ひとつの特徴として、ガルシアは口に出した単語とほとんど同じ意味の言葉を繰り返す癖がある。「共感します。共鳴します。同意します」──こういう調子なものだから、仕事仲間からは「話していると頭がおかしくなりそう」と不評。ガルシア的には不本意。
あんまり我が身を大事にしておらず、自己犠牲的ではないが人生諦めがち。こんな稼業やってる時点で終わりだろうな、というのが本人の弁。
相当なリアリストで、ロマンを追い求めるのは馬鹿のやることと一刀両断している。愛より金。作り物で足りるなら愛は金で買えるとまで言い放つ。この通り、思考がやや極端というか、0か100で考えてケリをつけようとする悪癖がある様子。
生業上、かなりの守銭奴。金を何より大切にして、払わない奴には人権はないという思想主義を掲げる金絶対人間。払っている人にもそこまで情けはかけないが、払わない奴には余計に容赦がなくなる。勝ち逃げは許さない。金は必ず返して貰う。ガルシアにとって、金は命だ。
【武器】ノコギリ。新品の物と錆びているものがある
【所属】裏社会
【戦闘能力】無痛であること。
ガルシアは痛みを感じることができない。しかし、それはガルシアの最大の武器だ。身体能力は平均より上程度であり、異常に優れた箇所はない。しかし、怒涛の記憶容量によって人体構造はそこらの医者より詳しい。人体のどこをどうすればどんな傷になりどういう状態になるのか──知り尽くした情報こそがガルシアの武器。そして、痛みを感じない特性上、痛めつけられる、という足止めは効かない。物理的に意識を飛ばさないと意味がないため、そういった意味でも割と凶悪な武器の持ち主。
【詳細】裏社会のとある違法カジノ──金を払えないなら臓器を売れ。そういった場所でディーラーを務める男。ディーラー業に加えて解体業も執り行う。
日本語、英語、ドイツ語、フランス語を話すことが出来、特に「言葉が面白い」と日本語を好んで話す。母国語がどれかは本人が何も言わないので不明。
ひどくストレスを感じるとフランス語が出るので、恐らくはフランス人だと思われる。が、滅多にフランス語は話さない。
【年齢】25
【性別】男性
【容姿】サラサラの真っ白い髪を洒落たふうに整え、煮えた柘榴みたいに赤い目は常に光が無い。生気がないというかいっそ病的なほど色白い肌の持ち主。秀麗な面立ちの持ち主ではあるものの、光の無い目のせいでなんとなく不気味。また、異常なくらいの痩身でもある。骨が浮き、肉もほとんど付いていない。触るとびっくりするかも。しかし身長は仰反るほど高く、最後に測った時は197cmだったんだとか。
黒いシャツに瑠璃色のネクタイ、というところだけ固定し、アウターは日々変わる。スーツだったり、コートだったり、軍服だったり。ここ最近のお気に入りはトレンチコート。靴はだいたい編み上げのブーツだが、こちらもやはり日替わり。共通点としては非常にアクセサリーが多いこと。イヤリングやピアス、指輪などなど、数多のアクセサリーを日頃から取っ替え引っ替えしている。 必ず黒いマスクをしており、これは絶対に外さない。
【性別】無機質で機械的な人物。型に嵌めた敬語で喋り、まるでマニュアルがあるかのような言動しか取らず、アドリブに否定的。自分の中で出会った人間を分類しており、このタイプにはこの対応、と決めているそうだ。頭は良く、知識豊富でもあるが思考の柔軟性は皆無で、急な物事に弱い、とも言える。感情的になることはとても少なく、冷酷で冷淡、情に流されない。それに伴って、情で動く人間を心底軽蔑しているとか、いないとか。
ひとつの特徴として、ガルシアは口に出した単語とほとんど同じ意味の言葉を繰り返す癖がある。「共感します。共鳴します。同意します」──こういう調子なものだから、仕事仲間からは「話していると頭がおかしくなりそう」と不評。ガルシア的には不本意。
あんまり我が身を大事にしておらず、自己犠牲的ではないが人生諦めがち。こんな稼業やってる時点で終わりだろうな、というのが本人の弁。
相当なリアリストで、ロマンを追い求めるのは馬鹿のやることと一刀両断している。愛より金。作り物で足りるなら愛は金で買えるとまで言い放つ。この通り、思考がやや極端というか、0か100で考えてケリをつけようとする悪癖がある様子。
生業上、かなりの守銭奴。金を何より大切にして、払わない奴には人権はないという思想主義を掲げる金絶対人間。払っている人にもそこまで情けはかけないが、払わない奴には余計に容赦がなくなる。勝ち逃げは許さない。金は必ず返して貰う。ガルシアにとって、金は命だ。
【武器】ノコギリ。新品の物と錆びているものがある
【所属】裏社会
【戦闘能力】無痛であること。
ガルシアは痛みを感じることができない。しかし、それはガルシアの最大の武器だ。身体能力は平均より上程度であり、異常に優れた箇所はない。しかし、怒涛の記憶容量によって人体構造はそこらの医者より詳しい。人体のどこをどうすればどんな傷になりどういう状態になるのか──知り尽くした情報こそがガルシアの武器。そして、痛みを感じない特性上、痛めつけられる、という足止めは効かない。物理的に意識を飛ばさないと意味がないため、そういった意味でも割と凶悪な武器の持ち主。
【詳細】裏社会のとある違法カジノ──金を払えないなら臓器を売れ。そういった場所でディーラーを務める男。ディーラー業に加えて解体業も執り行う。
日本語、英語、ドイツ語、フランス語を話すことが出来、特に「言葉が面白い」と日本語を好んで話す。母国語がどれかは本人が何も言わないので不明。
ひどくストレスを感じるとフランス語が出るので、恐らくはフランス人だと思われる。が、滅多にフランス語は話さない。

冬
冬城さん (8hyi43xq)2022/10/31 03:15削除【過去】────可哀想な母だった。
アルジャーノンの母親は、彼の誕生を嘆き悲しみ、怒り狂った。それは金銭的な理由でもあったし、望まない妊娠であったことも関係していたし、何よりあの人は、無痛を持って生まれてきてしまった我が子の姿に耐えきれないようだった。
アルジャーノンの母は、なんとか育児に励んだ。けれど、貧困層にある母の元では、ろくなものは食べられない。────愛されず、食事も摂れず、味覚が機能しなくなったのはこの頃だったように思う。
ある日母親は、怪物の顔をしてこう言った。
「おまえ、今日からお人形になりなさい。皆の言うことを聞いて、お金を貰いなさい」
なぜだろう。
なぜ、愛されないのだろう。
きっとあの人は、嫌いなのだ。我が子が憎たらしくて、たまらないのだ。
自分の生活を苦しめるだけの、化け物。
ならば、ならばせめて役に立ちたい。愛されなくても良いから、役に立って、産んで良かったと思って欲しい。
アルジャーノンは、6歳にして母親の愛を諦めた。
愛情を諦めましょう。私には許されていないから。
許されることを諦めましょう。私にはその権利はないから。
喜びを諦めましょう。私だけが喜ぶなんて、そんなことは許されない。
あなたのために、誰かのためのお人形になりましょう。
静かに笑って、取り入って、上手に誘ってお金をもらう。繰り返すうち、人を魅了する術だけが纏わり付いた。
お金をくれると言うならなんでもした。
体を売りましょう、あなたのお人形ですから。
サンドバッグになりましょう、あなたのお人形ですから。
愛を囁きましょう、あなたのお人形ですから。
そばにいましょう、あなたのお人形ですから。
お金さえくれるなら、なんだって受け入れましょう。
怖がらないで。痛みは感じないんです。
あなたに何をされようと、私は従順に。
いつしか痣も傷も消えなくなって、少し動くだけであちこちが軋んだ。
けれど母は、お金を持って帰れば少しだけ、優しくしてくれた。
豊かに暮らす母の隣で、笑えないまま膝を抱える。いつしか表情なんてものとは無縁になった。
それでいい。
私はただのお人形。人間でなくても構わない。
そんな生活を、13年続けた。
雨の夜、母親が殺人鬼の手によって惨殺されるまで。
大雨の中、突っ立ったまま母親の遺体を見つめていた。
人形として生きてきた13年は、アルジャーノンから自我を奪い尽くしていた。
そこを、カジノのオーナーであるひとりの女性に保護され────治療を受け、今に至る。
保護された当時は味覚に問題があったようだが、食育で改善された。
現在に至るまで、作り笑い以外で笑ったことは一度もない。
「アルジャーノンの母親を殺したのが誰かって?────野暮ね。白い髪に赤い目の、背の高い殺人鬼よ。…………あの子は、覚えちゃいないでしょうけど」
アルジャーノンの母親は、彼の誕生を嘆き悲しみ、怒り狂った。それは金銭的な理由でもあったし、望まない妊娠であったことも関係していたし、何よりあの人は、無痛を持って生まれてきてしまった我が子の姿に耐えきれないようだった。
アルジャーノンの母は、なんとか育児に励んだ。けれど、貧困層にある母の元では、ろくなものは食べられない。────愛されず、食事も摂れず、味覚が機能しなくなったのはこの頃だったように思う。
ある日母親は、怪物の顔をしてこう言った。
「おまえ、今日からお人形になりなさい。皆の言うことを聞いて、お金を貰いなさい」
なぜだろう。
なぜ、愛されないのだろう。
きっとあの人は、嫌いなのだ。我が子が憎たらしくて、たまらないのだ。
自分の生活を苦しめるだけの、化け物。
ならば、ならばせめて役に立ちたい。愛されなくても良いから、役に立って、産んで良かったと思って欲しい。
アルジャーノンは、6歳にして母親の愛を諦めた。
愛情を諦めましょう。私には許されていないから。
許されることを諦めましょう。私にはその権利はないから。
喜びを諦めましょう。私だけが喜ぶなんて、そんなことは許されない。
あなたのために、誰かのためのお人形になりましょう。
静かに笑って、取り入って、上手に誘ってお金をもらう。繰り返すうち、人を魅了する術だけが纏わり付いた。
お金をくれると言うならなんでもした。
体を売りましょう、あなたのお人形ですから。
サンドバッグになりましょう、あなたのお人形ですから。
愛を囁きましょう、あなたのお人形ですから。
そばにいましょう、あなたのお人形ですから。
お金さえくれるなら、なんだって受け入れましょう。
怖がらないで。痛みは感じないんです。
あなたに何をされようと、私は従順に。
いつしか痣も傷も消えなくなって、少し動くだけであちこちが軋んだ。
けれど母は、お金を持って帰れば少しだけ、優しくしてくれた。
豊かに暮らす母の隣で、笑えないまま膝を抱える。いつしか表情なんてものとは無縁になった。
それでいい。
私はただのお人形。人間でなくても構わない。
そんな生活を、13年続けた。
雨の夜、母親が殺人鬼の手によって惨殺されるまで。
大雨の中、突っ立ったまま母親の遺体を見つめていた。
人形として生きてきた13年は、アルジャーノンから自我を奪い尽くしていた。
そこを、カジノのオーナーであるひとりの女性に保護され────治療を受け、今に至る。
保護された当時は味覚に問題があったようだが、食育で改善された。
現在に至るまで、作り笑い以外で笑ったことは一度もない。
「アルジャーノンの母親を殺したのが誰かって?────野暮ね。白い髪に赤い目の、背の高い殺人鬼よ。…………あの子は、覚えちゃいないでしょうけど」
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芋
芋さん (8i5r4ps5)2022/10/24 22:30 (No.37530)削除【名前】楊 梦珠(ヤン モンイャオ)
【年齢】28
【性別】女
【容姿】
身長179㎝
黒いスーツに身を包み、中に濃紺のベストと白いワイシャツを着用している。ネクタイは襟元まで上げており、色はワインレッド。上着のジャケットの前の部分は開けている。靴は革靴であるが、外観から分からない様につま先に鉄を仕込んである。ほぼ一年中この格好だが、真夏日の時には流石に上着は脱いだりしている。体つきはスレンダーよりであり、無駄が無いと例えられる。
腰の後ろのあたりに後述のカランビットの鞘があり、ジャケットを羽織れば隠せる位置に収めている。また、手首に細身のナイフを仕舞う鞘を付けており、右手は手の甲、左手は手のひら側に着けており、シャツの下に隠している。
顔立ちはほんの少し眉が鋭いぐらいで、全体的にはクール系であると形容が出来る。だが、思いの外感情豊かであり、気を抜いてる時には穏やかな雰囲気を漂わせている。特に二重の瞳は明るい印象を与える事だろう。当人曰く「遠い先祖にロシアの血が混じっている」らしく、水色の瞳と肌の白さはそれを感じさせるだろう。髪型に関しては少し長めのショートヘアであり、大体首元ぐらいの長さ。髪色は墨を溶かしたかのような黒色。本来は長髪が好きなのだが、戦闘となった際に掴まれることが多かったため、自然とその髪型になっている。
【性格】
生真面目ながらも、自分の事はその場の行き当たりばったりで決めるようなアンバランスさを持っており、飄々さが見え隠れしている。ただ、組織の利を考えるときには計算高い所を見せる。端的に言えば「組織・ボス最優先」の考え方に近い。
「形」という物を重視しており、特に面子や仁義という物を重要視している。その為、日常を過ごす際も一般人と同業者に対する線引きははっきりと着けており、そこを破る様な真似はしない。そのため、堅気に対しては相当親切であり、迷惑をかけた場合はそれに対する補填を用意し個人的にでも納めている。見た目にもこだわりが現れており、女性という事もあって「この稼業で舐められたら負けだ」という考えでしっかりと身を固めている。
敵対者に対しても礼儀や形式を重んじており、相手の国に合わせた礼儀作法を取ったり、個人においても適応している。だが、それは目立って敵対していない時と命令が無い時のみである。
敵対者に対しては容赦が無く、周囲の物や使える物全てを掛けて徹底的に叩き潰す。何なら精神攻撃すらも織り交ぜていく容赦のなさを見せる。
あくまで礼儀は重んじるものだが、それだけでは勝利につながらないと考えており、そういう空気感が好みでこの世界に立っていると言っても過言ではない。
【武器】
・カランビット×2
裏社会に入ってからの長らくの相棒であり、一番手に馴染んでいると言っても過言ではない武器。
この扱いに関しては一品であり、右に出る者は居ないと自負している。
・細身のナイフ×2
手首に素込んであるナイフ。少々特殊なつくりをしており、形的には寸鉄に近いとされる。暗器として優秀であり、暗殺の際に握り込んで急所を差したり、手首に仕込んだまま相手の刃物を防いだり等、様々な使い方をしている。
【所属】栖息
【役職】構成員
【戦闘能力】
タイマン性能は相当高い。ナイフ捌きや周辺の使える物を判断する判断力と周辺視野、相手の行動を読み切る読みの強さなど、1対1では苦戦したとしても負けたことは無い。女の身という事もあって、負けた時にどうなるかを重々把握しているからこそ、死んでも勝つという考え方が身に沁みついている。
スピードもスタミナも非常に高く、的確に急所を狙う事で性差によるパワー差を補っている。
時と場合によっては命令に外れない範囲で自分で独断専行するなど、アドリブ性も高く、一辺倒に命令を聞く一介の構成員ではない事が分かるだろう。
【概要】
中国内でもロシア国境付近、北の方の出身であり、人生の約半分ほどを裏社会に生きていた。元々は別の組織に属していたが、所属していた組織が瓦解後、先代のボスにほぼ無理やり引き抜かれ、日本に訪れる。組織瓦解の原因が先代であったことから恨みを持っていたものの、現ボスがそれを殺害した事によって心情的にスッキリとし、恩を感じて自らの長として立てるようになった。先代の頃から何度も昇進が出来ると言われていたものの興味が無く、それは今のボスに対しても同じである。理由としては「駒として消費しやすい立場の方が良い」という理由から。
銃火器を余り扱わず、鹵獲してその場で使用をするのは問題ないがメインで使用をしない。「目を見て殺さないと死んだかどうか確認が出来ないから」とは本人談
葉巻やタバコなど、嗜好品を結構好んでいるが、苦手としているのがお酒であり、酔いは来ないものの感覚がちょっと変になったり鈍くなったりするのが好みでないらしい。
【年齢】28
【性別】女
【容姿】
身長179㎝
黒いスーツに身を包み、中に濃紺のベストと白いワイシャツを着用している。ネクタイは襟元まで上げており、色はワインレッド。上着のジャケットの前の部分は開けている。靴は革靴であるが、外観から分からない様につま先に鉄を仕込んである。ほぼ一年中この格好だが、真夏日の時には流石に上着は脱いだりしている。体つきはスレンダーよりであり、無駄が無いと例えられる。
腰の後ろのあたりに後述のカランビットの鞘があり、ジャケットを羽織れば隠せる位置に収めている。また、手首に細身のナイフを仕舞う鞘を付けており、右手は手の甲、左手は手のひら側に着けており、シャツの下に隠している。
顔立ちはほんの少し眉が鋭いぐらいで、全体的にはクール系であると形容が出来る。だが、思いの外感情豊かであり、気を抜いてる時には穏やかな雰囲気を漂わせている。特に二重の瞳は明るい印象を与える事だろう。当人曰く「遠い先祖にロシアの血が混じっている」らしく、水色の瞳と肌の白さはそれを感じさせるだろう。髪型に関しては少し長めのショートヘアであり、大体首元ぐらいの長さ。髪色は墨を溶かしたかのような黒色。本来は長髪が好きなのだが、戦闘となった際に掴まれることが多かったため、自然とその髪型になっている。
【性格】
生真面目ながらも、自分の事はその場の行き当たりばったりで決めるようなアンバランスさを持っており、飄々さが見え隠れしている。ただ、組織の利を考えるときには計算高い所を見せる。端的に言えば「組織・ボス最優先」の考え方に近い。
「形」という物を重視しており、特に面子や仁義という物を重要視している。その為、日常を過ごす際も一般人と同業者に対する線引きははっきりと着けており、そこを破る様な真似はしない。そのため、堅気に対しては相当親切であり、迷惑をかけた場合はそれに対する補填を用意し個人的にでも納めている。見た目にもこだわりが現れており、女性という事もあって「この稼業で舐められたら負けだ」という考えでしっかりと身を固めている。
敵対者に対しても礼儀や形式を重んじており、相手の国に合わせた礼儀作法を取ったり、個人においても適応している。だが、それは目立って敵対していない時と命令が無い時のみである。
敵対者に対しては容赦が無く、周囲の物や使える物全てを掛けて徹底的に叩き潰す。何なら精神攻撃すらも織り交ぜていく容赦のなさを見せる。
あくまで礼儀は重んじるものだが、それだけでは勝利につながらないと考えており、そういう空気感が好みでこの世界に立っていると言っても過言ではない。
【武器】
・カランビット×2
裏社会に入ってからの長らくの相棒であり、一番手に馴染んでいると言っても過言ではない武器。
この扱いに関しては一品であり、右に出る者は居ないと自負している。
・細身のナイフ×2
手首に素込んであるナイフ。少々特殊なつくりをしており、形的には寸鉄に近いとされる。暗器として優秀であり、暗殺の際に握り込んで急所を差したり、手首に仕込んだまま相手の刃物を防いだり等、様々な使い方をしている。
【所属】栖息
【役職】構成員
【戦闘能力】
タイマン性能は相当高い。ナイフ捌きや周辺の使える物を判断する判断力と周辺視野、相手の行動を読み切る読みの強さなど、1対1では苦戦したとしても負けたことは無い。女の身という事もあって、負けた時にどうなるかを重々把握しているからこそ、死んでも勝つという考え方が身に沁みついている。
スピードもスタミナも非常に高く、的確に急所を狙う事で性差によるパワー差を補っている。
時と場合によっては命令に外れない範囲で自分で独断専行するなど、アドリブ性も高く、一辺倒に命令を聞く一介の構成員ではない事が分かるだろう。
【概要】
中国内でもロシア国境付近、北の方の出身であり、人生の約半分ほどを裏社会に生きていた。元々は別の組織に属していたが、所属していた組織が瓦解後、先代のボスにほぼ無理やり引き抜かれ、日本に訪れる。組織瓦解の原因が先代であったことから恨みを持っていたものの、現ボスがそれを殺害した事によって心情的にスッキリとし、恩を感じて自らの長として立てるようになった。先代の頃から何度も昇進が出来ると言われていたものの興味が無く、それは今のボスに対しても同じである。理由としては「駒として消費しやすい立場の方が良い」という理由から。
銃火器を余り扱わず、鹵獲してその場で使用をするのは問題ないがメインで使用をしない。「目を見て殺さないと死んだかどうか確認が出来ないから」とは本人談
葉巻やタバコなど、嗜好品を結構好んでいるが、苦手としているのがお酒であり、酔いは来ないものの感覚がちょっと変になったり鈍くなったりするのが好みでないらしい。
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芋
芋さん (8i5r4ps5)2022/10/22 21:54 (No.37366)削除【名前】松山 薫 (まつやま かおる)
【年齢】51歳
【性別】男性
【容姿】
身長176㎝で制服の上からも相当にわかる程に鍛えられた肉体をしている。その様は「制服が可哀そう」と形容されるほど。頭髪は白髪の割合が多くなり始めた黒色で、染めることなくそのままにしている。後ろに撫でつけており(俗に言うオールバックに近い)対外的な見た目を気にするようにしている。顔立ちは年の割には若々しいが迫力があり、特に眉間に刻まれた皴は相当深く、常に寄っている状態。体つきとその皴で勘違いをされやすいが、目元自体は柔和であり、愛嬌自体はある顔立ちとも言えるかもしれない。目の色は黒色であり、その眼付でハイライトが入りずらいため、それもまた人相の悪さに拍車を掛けている。
勤務中は制服に身を包んでおり、外に出る機会がある時や他の警官が居る時はきっちりと硬め、背筋を伸ばした威厳のある姿をしている。が、自身の自室や執務室、古巣に居る時には襟元を緩め、上着を脱いだりして気を緩めている。
私服に関しては、その制服姿とは反面、普段ががっちりした制服が多いせいか、緩めの物を好んでいる節がある。よく着ているのはタンクトップにグレーのパーカーを着ており、下は緩めの同種のスラックスを履いている。頭もぼさついており、だらしのない格好をしている。
だが特筆するべき所は、眉間の皴が消えているという点だろう。何を使ったのかは表せないが、自身のメイク技術でその辺りをカバーしているようだ。その為か、同一人物に見られづらいという利点がある。
制服時と私服時と共通なのは動きやすいようにスニーカーを履いている。だが、流石に対外的な仕事の際には革靴を履いている。
また、腕時計を常に着用しており、頑丈さが取り柄の物と見栄えの良い物の2種類を用意して使い分けている。
執務室のポールハンガーには少々古めのショルダーホルスターや警棒を入れるポーチなどが吊り下げられており、有事の際には制服の上着を脱いだ状態でそれを着用し、現場に向かうだろう。
【性格】
端的に言えば、上品な仕草をするオネエ。ちなみに性的嗜好は両方行ける。
非常におおらかであり、苛烈さを表に出す事は殆どない。俗に言う「よくできた上司」という表現が出来る。周りの目や締めるべき所ではしっかりと締める等、オンオフがしっかり出来る。
イラつきを感じている時にはスルメやあたりめをガジガジしながら仕事に励んている。
また、トップに立ったからと驕る事は無く、「健全な精神は健全な肉体から」という理念の元、自身を心身ともに鍛え上げる事に余念がない。その様は若い頃からそうであり、後述のSAT所属時には最終的に「姐さん」と慕われるほどだった。
また、立場としては周りの目は気にするが、行う行動に関しては気にしない性分をしており、気になった事ややりたいと思ったことを徹底的にやる事にしている。それが現れているのが異色の経歴であり、その為の苦労は苦労と思わないタイプ。
その為か、立場がバレないような私生活の場や執務室、古巣であるSATの部署に行く際には相当に変わった行動を取る事もしばしば。お茶目さが戻るとも言える。
本来は、アコルドールの介入は余り好ましくは思ってはいない。何故なら、必要悪という言葉がそんなに好きではないためだ。かと言って、絶対的な正義だけが立つわけには行かない事も理解している。道理では理解できても、感情ではあまり好ましくない。初めは行けるところまで、と考えていたのがいつの間にか警察組織の改革という目標になったのも、アコルドールの存在を知ったからだと言える。それを明確に表には出す事は無いが、その目標を達成するための精神は強固であり、精神的タフネスの鬼だと表現が出来る。
【武器】
・シグサウエルP226
SATの頃に使用していた正規採用銃。持ち歩くこともなく、机の裏で仕舞い込んでいるのみになるが、必要になった際にはすぐに使えるように何時でも整備してある。ちなみにSATに融通を効かせたことで譲ってもらった節もある(最も、仲間であるという所もあるだろうが)
・グロック18C
SATの頃に秘密裏に購入した拳銃。同型種は採用されているため、見た目での違いはあまりないとも言える。だが、日本では違法とされているフルオートも撃てる拳銃であり、それに合わせて拡張マガジンも揃えた。購入した当時は凄い顔(嫌悪感)をしていたものの、バックアップやメインの拳銃として幾度となく使用したことがある。コレも同じように机の中にしまい込んであるが、上記の銃より厳重に閉まっている。理由としては、容易に使用しては危ないからというのと本来は違法であるから、とのこと。
・防弾盾
SATの頃に使用していた正規品。銃弾の跡が幾つもあり、ポイントマンである若い頃の薫の命を守ってくれた相棒の一つ。その盾はライフル弾すらはじける程に鉄板を割り増しで取り付けられており、当時から使えるのは彼一人のみと謳われていた。
現在は部屋の飾りつけの様に立てかけられており、一線で活動しなくなったものの、何時でも使用が出来る程には鍛え続けており、下手すれば昔よりも手足の様に使いこなせるだろうという話もある。
・警棒
警察支給の特殊警棒。普段持ち歩くとすればこれが多い。……のだが、抜くよりも手の方が早かったりするため、余裕があれば使う程度。
・腕時計
武器……には成り得ないだろうが、万が一の時には手にはめてメリケンサックの様に使いこなす。仕事で警棒を持ち歩けなかったりした際に使用することも。最も警棒と併用する場合もある為、時と場合によるという事が言えるだろう。
【所属】警察
【役職】警察庁長官
【戦闘能力】
最前線から退いてなお高いと形容が出来る。なんならタフネスやスタミナという点で言えば精神力も相まって昔よりもあると言っても過言ではない。加えて今でも自己鍛錬やSATの訓練にこっそり紛れ込んだりしているため、勘が鈍っているという事もほぼ無い。苛烈極めるSATの訓練に齢50を超えてついて行けるという点がその証明になる。
銃火器においては専門で扱っていたことも相まって、知識含め専門職とそん色ない程。その中でも特に得意だったのはインレンジでの戦闘であり、CQC(近接戦闘)での戦闘能力はトップクラス。一番危険度の高いポイントマンを務めていたことから、練度が非常に高いことが言えるだろう。
難点としては、昔よりもスピードが落ちている事だろう。それでも現役の頃と比べてもという注訳が付くため、大きな弱点とは成り得ない。
頭の出来も良く、俗に言うキャリア組として警察になった事もあり、政治・駆け引き・腹芸もお手の物。先読みや判断の素早さは舌を巻くほど。年齢が重なってることも相まって、経験から導き出す判断のスピードは速い。
最も、本人は非常に疲れるという事から必要以上に頭を使いたくないようだが。
【備考】
キャリア組であるのにSATに所属し、尚且つ史上最年少・40代での就任という事で警察庁内では専ら話題になっていた。最も49歳での就任だったため、滑り込みと言っても良いものだが。
SATに所属したのも「親族も所属していたことがあり、実際の最前線に行きたかった」という理由と「趣味と実益」を兼ねての事らしい。
昔、SATに所属しての初の事件の際に、突入準備を済ませた後に何故か組織ごと立ち消えになった事がある。当時は良く分からないまま終わり、上司や上官に乗り込む(ほぼ殴り込み)程に激昂した。階級が上がり、中枢に食い込むことでアコルドールの介入があったと知り、長年の疑問が解消できた。
ただ、当時の事は存外根に持っており、それが改革のルーツになったと言える。
【年齢】51歳
【性別】男性
【容姿】
身長176㎝で制服の上からも相当にわかる程に鍛えられた肉体をしている。その様は「制服が可哀そう」と形容されるほど。頭髪は白髪の割合が多くなり始めた黒色で、染めることなくそのままにしている。後ろに撫でつけており(俗に言うオールバックに近い)対外的な見た目を気にするようにしている。顔立ちは年の割には若々しいが迫力があり、特に眉間に刻まれた皴は相当深く、常に寄っている状態。体つきとその皴で勘違いをされやすいが、目元自体は柔和であり、愛嬌自体はある顔立ちとも言えるかもしれない。目の色は黒色であり、その眼付でハイライトが入りずらいため、それもまた人相の悪さに拍車を掛けている。
勤務中は制服に身を包んでおり、外に出る機会がある時や他の警官が居る時はきっちりと硬め、背筋を伸ばした威厳のある姿をしている。が、自身の自室や執務室、古巣に居る時には襟元を緩め、上着を脱いだりして気を緩めている。
私服に関しては、その制服姿とは反面、普段ががっちりした制服が多いせいか、緩めの物を好んでいる節がある。よく着ているのはタンクトップにグレーのパーカーを着ており、下は緩めの同種のスラックスを履いている。頭もぼさついており、だらしのない格好をしている。
だが特筆するべき所は、眉間の皴が消えているという点だろう。何を使ったのかは表せないが、自身のメイク技術でその辺りをカバーしているようだ。その為か、同一人物に見られづらいという利点がある。
制服時と私服時と共通なのは動きやすいようにスニーカーを履いている。だが、流石に対外的な仕事の際には革靴を履いている。
また、腕時計を常に着用しており、頑丈さが取り柄の物と見栄えの良い物の2種類を用意して使い分けている。
執務室のポールハンガーには少々古めのショルダーホルスターや警棒を入れるポーチなどが吊り下げられており、有事の際には制服の上着を脱いだ状態でそれを着用し、現場に向かうだろう。
【性格】
端的に言えば、上品な仕草をするオネエ。ちなみに性的嗜好は両方行ける。
非常におおらかであり、苛烈さを表に出す事は殆どない。俗に言う「よくできた上司」という表現が出来る。周りの目や締めるべき所ではしっかりと締める等、オンオフがしっかり出来る。
イラつきを感じている時にはスルメやあたりめをガジガジしながら仕事に励んている。
また、トップに立ったからと驕る事は無く、「健全な精神は健全な肉体から」という理念の元、自身を心身ともに鍛え上げる事に余念がない。その様は若い頃からそうであり、後述のSAT所属時には最終的に「姐さん」と慕われるほどだった。
また、立場としては周りの目は気にするが、行う行動に関しては気にしない性分をしており、気になった事ややりたいと思ったことを徹底的にやる事にしている。それが現れているのが異色の経歴であり、その為の苦労は苦労と思わないタイプ。
その為か、立場がバレないような私生活の場や執務室、古巣であるSATの部署に行く際には相当に変わった行動を取る事もしばしば。お茶目さが戻るとも言える。
本来は、アコルドールの介入は余り好ましくは思ってはいない。何故なら、必要悪という言葉がそんなに好きではないためだ。かと言って、絶対的な正義だけが立つわけには行かない事も理解している。道理では理解できても、感情ではあまり好ましくない。初めは行けるところまで、と考えていたのがいつの間にか警察組織の改革という目標になったのも、アコルドールの存在を知ったからだと言える。それを明確に表には出す事は無いが、その目標を達成するための精神は強固であり、精神的タフネスの鬼だと表現が出来る。
【武器】
・シグサウエルP226
SATの頃に使用していた正規採用銃。持ち歩くこともなく、机の裏で仕舞い込んでいるのみになるが、必要になった際にはすぐに使えるように何時でも整備してある。ちなみにSATに融通を効かせたことで譲ってもらった節もある(最も、仲間であるという所もあるだろうが)
・グロック18C
SATの頃に秘密裏に購入した拳銃。同型種は採用されているため、見た目での違いはあまりないとも言える。だが、日本では違法とされているフルオートも撃てる拳銃であり、それに合わせて拡張マガジンも揃えた。購入した当時は凄い顔(嫌悪感)をしていたものの、バックアップやメインの拳銃として幾度となく使用したことがある。コレも同じように机の中にしまい込んであるが、上記の銃より厳重に閉まっている。理由としては、容易に使用しては危ないからというのと本来は違法であるから、とのこと。
・防弾盾
SATの頃に使用していた正規品。銃弾の跡が幾つもあり、ポイントマンである若い頃の薫の命を守ってくれた相棒の一つ。その盾はライフル弾すらはじける程に鉄板を割り増しで取り付けられており、当時から使えるのは彼一人のみと謳われていた。
現在は部屋の飾りつけの様に立てかけられており、一線で活動しなくなったものの、何時でも使用が出来る程には鍛え続けており、下手すれば昔よりも手足の様に使いこなせるだろうという話もある。
・警棒
警察支給の特殊警棒。普段持ち歩くとすればこれが多い。……のだが、抜くよりも手の方が早かったりするため、余裕があれば使う程度。
・腕時計
武器……には成り得ないだろうが、万が一の時には手にはめてメリケンサックの様に使いこなす。仕事で警棒を持ち歩けなかったりした際に使用することも。最も警棒と併用する場合もある為、時と場合によるという事が言えるだろう。
【所属】警察
【役職】警察庁長官
【戦闘能力】
最前線から退いてなお高いと形容が出来る。なんならタフネスやスタミナという点で言えば精神力も相まって昔よりもあると言っても過言ではない。加えて今でも自己鍛錬やSATの訓練にこっそり紛れ込んだりしているため、勘が鈍っているという事もほぼ無い。苛烈極めるSATの訓練に齢50を超えてついて行けるという点がその証明になる。
銃火器においては専門で扱っていたことも相まって、知識含め専門職とそん色ない程。その中でも特に得意だったのはインレンジでの戦闘であり、CQC(近接戦闘)での戦闘能力はトップクラス。一番危険度の高いポイントマンを務めていたことから、練度が非常に高いことが言えるだろう。
難点としては、昔よりもスピードが落ちている事だろう。それでも現役の頃と比べてもという注訳が付くため、大きな弱点とは成り得ない。
頭の出来も良く、俗に言うキャリア組として警察になった事もあり、政治・駆け引き・腹芸もお手の物。先読みや判断の素早さは舌を巻くほど。年齢が重なってることも相まって、経験から導き出す判断のスピードは速い。
最も、本人は非常に疲れるという事から必要以上に頭を使いたくないようだが。
【備考】
キャリア組であるのにSATに所属し、尚且つ史上最年少・40代での就任という事で警察庁内では専ら話題になっていた。最も49歳での就任だったため、滑り込みと言っても良いものだが。
SATに所属したのも「親族も所属していたことがあり、実際の最前線に行きたかった」という理由と「趣味と実益」を兼ねての事らしい。
昔、SATに所属しての初の事件の際に、突入準備を済ませた後に何故か組織ごと立ち消えになった事がある。当時は良く分からないまま終わり、上司や上官に乗り込む(ほぼ殴り込み)程に激昂した。階級が上がり、中枢に食い込むことでアコルドールの介入があったと知り、長年の疑問が解消できた。
ただ、当時の事は存外根に持っており、それが改革のルーツになったと言える。
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百
百地さん (8hyjy1p8)2022/10/19 01:18 (No.37150)削除【名前】Leocadia Ribera(レオカディア・リベラ)
【年齢】24
【性別】女
【誕生日】8月15日
【容姿】身長170cm 体重70kg
髪型は深い緑色の丸いフォルムのウルフカット。
所々メッシュとして黒が入っている。
前髪は目にかかるくらい伸びており、
左目の方の髪を赤いピンで止めている他、
邪魔な時はオールバックにしている。
肌の色は黒く、真っ黒とはいかないものの
日本人の褐色肌には比べ物にならない。
左目下、口下に黒子がある。
目は若干のつり目で二重。
瞳の色は黒に近いグレー。
体はかなり筋肉質であり、スポドリが似合いそうな女性である。
普段着はへそ出しの黒いタンクトップに黒のワイドパンツ。
それにスニーカーを履いて過ごしており、寒くなると
そこにベージュのトレンチコートを羽織る。
両足のガーターベルトにつけている、大工のよくつけている腰袋を模したポーチには拳銃、毒入りの口紅型ナイフ、がま口財布などが入っている。
拳銃は傍目から見ても分からぬ様に仕舞われている。
【性格】望んだものは、成し遂げられると信じてやまない自信家。
その一方で、その自信が崩れると重いメンヘラになってしまい、1人で抱え込む事も。
メンタルがヘラってる時はよく爪を噛むため、割とどの爪もボロボロ。
好物は甘いもの
酒はどれだけ飲んでも酔わないが、心を許せる人物と飲むと酔ってしまう。
肌の色に関しては、「できれば白がよかった」くらいには思っているが、奴隷の血だと蔑まれた時、その一族を根絶やしにする程度には怒る。
根絶やしにしたいと思う程怒ることはあるものの、根は優しく、自分より弱い相手は守りたいと思っている。
でもキレたら誰よりも怖いし、手段も選ばない。
組織にはこれ以上ないほど忠誠を誓っているが、アコルドールに弱腰な組織を見て憤りを感じてもいる。
語学は生まれた時から父親に教わっており、スペイン語やイタリア語等、様々な言語を覚えている。
日本語はオノマトペや漢字の「生」とかにキレながらも覚え途中である。
死に対する恐怖はあるにはあるものの、「死がどういうものかは誰も分からないんだから悩んでもしょうがない」からと、割とすぐ命を張ろうとする。
【備考】母は彼女が産まれてすぐ離婚していなくなり、父親の手で育てられた。
父は彼女に母が居ないことを負い目に感じており、母の分までの愛情を込めて育てていた。
しかしその父は、白人の警官によって、射殺された。
原因は警官の過剰防衛。
父は元々酒癖が悪かった。
特に離婚してから酒の頻度は酷くなったという。
彼女は怒った。
怒りのまま、その時まだ10代の少女でありながら、懲戒免職、罰金だけで済んでいたその警官の喉を噛みちぎり殺害した。
その後彼女は捕まり留置場にぶち込まれたのだが…
何故かすぐに釈放された。
留置場から出た先に待っていたのは、コンデュイレの男達だった。
「君に居場所を与えに来た」
彼女は言った。
『ここよりマシ?』
男は彼女の頭をぽん、と撫でて、「マシだ。」と言った。
彼女はコンデュイレに入った。
【武器】M1911拳銃(コピー品)毒入りの口紅ナイフ、拳。
【所属】コンデュイレ
【役職】幹部
【戦闘能力】卑怯だろうがなんだろうが、負けた奴に物を言う資格は無いと言わんばかりに、金的や目潰しの他に、急所を狙いまくる戦闘スタイル。
銃の腕前は近距離なら絶対に外さないが、そもそも拳銃自体精度が悪いため、距離が空くと当たらなくなる。
【SV】
「レオカディア・リベラ。レオ、って呼んでくれたらいいよ。」
「お前らの祖先がクソみたいな事しなきゃ俺らがこう言われる事もなかったんだよ。殺してやろうか?あ?」
「悩みがあるなら言いな。私が聞くよ。」
「俺に惚れた?馬鹿言ってんじゃねーよ。仕事倍振るぞ。」
【備考2】輸入雑貨商を営んでおり、その売上で得た金は、マネーロンダリングの末に組織に上納されたりする。
【年齢】24
【性別】女
【誕生日】8月15日
【容姿】身長170cm 体重70kg
髪型は深い緑色の丸いフォルムのウルフカット。
所々メッシュとして黒が入っている。
前髪は目にかかるくらい伸びており、
左目の方の髪を赤いピンで止めている他、
邪魔な時はオールバックにしている。
肌の色は黒く、真っ黒とはいかないものの
日本人の褐色肌には比べ物にならない。
左目下、口下に黒子がある。
目は若干のつり目で二重。
瞳の色は黒に近いグレー。
体はかなり筋肉質であり、スポドリが似合いそうな女性である。
普段着はへそ出しの黒いタンクトップに黒のワイドパンツ。
それにスニーカーを履いて過ごしており、寒くなると
そこにベージュのトレンチコートを羽織る。
両足のガーターベルトにつけている、大工のよくつけている腰袋を模したポーチには拳銃、毒入りの口紅型ナイフ、がま口財布などが入っている。
拳銃は傍目から見ても分からぬ様に仕舞われている。
【性格】望んだものは、成し遂げられると信じてやまない自信家。
その一方で、その自信が崩れると重いメンヘラになってしまい、1人で抱え込む事も。
メンタルがヘラってる時はよく爪を噛むため、割とどの爪もボロボロ。
好物は甘いもの
酒はどれだけ飲んでも酔わないが、心を許せる人物と飲むと酔ってしまう。
肌の色に関しては、「できれば白がよかった」くらいには思っているが、奴隷の血だと蔑まれた時、その一族を根絶やしにする程度には怒る。
根絶やしにしたいと思う程怒ることはあるものの、根は優しく、自分より弱い相手は守りたいと思っている。
でもキレたら誰よりも怖いし、手段も選ばない。
組織にはこれ以上ないほど忠誠を誓っているが、アコルドールに弱腰な組織を見て憤りを感じてもいる。
語学は生まれた時から父親に教わっており、スペイン語やイタリア語等、様々な言語を覚えている。
日本語はオノマトペや漢字の「生」とかにキレながらも覚え途中である。
死に対する恐怖はあるにはあるものの、「死がどういうものかは誰も分からないんだから悩んでもしょうがない」からと、割とすぐ命を張ろうとする。
【備考】母は彼女が産まれてすぐ離婚していなくなり、父親の手で育てられた。
父は彼女に母が居ないことを負い目に感じており、母の分までの愛情を込めて育てていた。
しかしその父は、白人の警官によって、射殺された。
原因は警官の過剰防衛。
父は元々酒癖が悪かった。
特に離婚してから酒の頻度は酷くなったという。
彼女は怒った。
怒りのまま、その時まだ10代の少女でありながら、懲戒免職、罰金だけで済んでいたその警官の喉を噛みちぎり殺害した。
その後彼女は捕まり留置場にぶち込まれたのだが…
何故かすぐに釈放された。
留置場から出た先に待っていたのは、コンデュイレの男達だった。
「君に居場所を与えに来た」
彼女は言った。
『ここよりマシ?』
男は彼女の頭をぽん、と撫でて、「マシだ。」と言った。
彼女はコンデュイレに入った。
【武器】M1911拳銃(コピー品)毒入りの口紅ナイフ、拳。
【所属】コンデュイレ
【役職】幹部
【戦闘能力】卑怯だろうがなんだろうが、負けた奴に物を言う資格は無いと言わんばかりに、金的や目潰しの他に、急所を狙いまくる戦闘スタイル。
銃の腕前は近距離なら絶対に外さないが、そもそも拳銃自体精度が悪いため、距離が空くと当たらなくなる。
【SV】
「レオカディア・リベラ。レオ、って呼んでくれたらいいよ。」
「お前らの祖先がクソみたいな事しなきゃ俺らがこう言われる事もなかったんだよ。殺してやろうか?あ?」
「悩みがあるなら言いな。私が聞くよ。」
「俺に惚れた?馬鹿言ってんじゃねーよ。仕事倍振るぞ。」
【備考2】輸入雑貨商を営んでおり、その売上で得た金は、マネーロンダリングの末に組織に上納されたりする。

百
百地さん (8hyjy1p8)2022/10/22 13:55削除肌の色こっちの方がイメージに近いかもです…

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a
人形さん (8hvazouk)2022/10/21 21:25 (No.37308)削除【名前】Mealy・Astra(メアリ・アストラ)
【年齢】15歳
【性別】女
【誕生日】2月18日
【身長】140cm
【体重】35kg
【容姿】髪は銀髪のボサボサぱっつんロング。前髪だけは邪魔にならないように自分で切ってるため眉毛あたりのパッツンヘアーになっている非常にズボラな髪型。後ろ髪は歩いている時に不便になったら切るという程度であるため足首より拳二つ分くらい上ぐらいまで伸びきっている。目の色はロシア人だった父由来の碧眼。肌は室内暮らしばかりなためか雪のように白い。
体はスラリと細いがあまり筋肉はない。今の状態でもスカウト当時よりマシになっているレベルではあるが、まだまだなかなかに痩せ細っていると言える体型。現在ではもっと健康的な体になれとEhreからも管理組織からも命令を受けているため仕方なく食事を取ったり運動をしたりして改善の方向に向かっている。
服装は普段はダラリとした大きめのワイシャツ一枚のみ。これを着れば下は下着でも大丈夫だから楽とのこと。流石に外を出歩いたり、運動するときは下も履いており基本ホットパンツのようなものが動きやすくて好んでいる。
滅多にあることではないがEhreや戦闘班等のように表立って仕事をする際には組織上のマナーとしてスーツを着る。正直かっちりしすぎて嫌いだとは思っているが、Ehreには恩もあるということもあって素直に着用して仕事に望む。
アクセサリーはもちろん興味がないため着用することはない。外に出て仕事をするときは決まりとして『黒鉄-クロガネ-』等は装備しているがそれ以上の装飾品を付けることはない。
容姿自体は親に恵まれているため若干眠たそうな顔ではあるもののかなり恵まれた容姿をしている。ただ、スカウトされてアコルドールになるまでは非常に不摂生且つ食。睡眠等に無頓着な生活をしていたためスカウト時は顔までやせ細っていた。今は早死せぬように管理組織やEhre含めた構成員が気にかけているため食生活や運動能力の改善がされつつある。ただし、改善してきたとは言え50m走でもすれば満身創痍になるレベルであったため今現在でも小学校のマラソン大会で潰れてしまうレベルの運動音痴。そのため直接の戦闘でもほとんど機械だよりとなる。
女子力に関しては当然皆無。無いとされるEhreの方が超マシレベルでありそもそもやる気がない。おそらく彼女に家事をやらせた場合は、まず家事をやらせるシステムを作ってそのシステムに全て任せっきりにするという事になりうるだろう。
【性格】敬語皆無のズボラ口調で喋り方ですら彼女が今までどんな生活をしてきたのかよくわかる言葉遣い。加えて大抵のことに無気力であり興味があることはプログラミングやハッキング。ネット世界に対してのみ高い興味を持つ。簡単に言えば一点集中型の性格でネット関係のことに関しては100。あとは0と言ったほどの徹底ぶり。スカウト前は食事や睡眠にすら興味を持たず可能な限り飲まず食わず寝ずの三拍子でプログラムとハッキングに明け暮れていた。栄養補給のため自己開発した完全栄養食品は取ってもいたが、それはほとんど植物状態の人に与えてる点滴と同じとも言える食生活をしていた。
努力をする能力はあるが、どの努力をするのに興味のスイッチを入れるのが不可能レベルであり興味を持たない事をやらせるのはかなりの苦労を要する。一応両親の事に関して、強い恩があるためにスカウトしたEhreに対しては若干言うことは聞くのだがそれでも一週間掛りで指示を出さないと動かない事も多い。逆にネットやパソコン関係の仕事に関しては指示下その場で今終わったという言葉が飛んでくるほどに手が早い。かつてロシアの軍事施設を全土に渡ってオールシャットダウンさせた事もある功績は伊達ではなく、この年齢で世界最強のハッカーと言われていたほど。彼女はいわば興味を持った一つに対して全ての努力する意欲を注ぐ天才でもある。その努力の数と才能の活かし方は偉人レベルといっても差し支えない。
プログラムやハッキングが天才的であるという事から運動はダメでも頭脳はEhre以上に明晰。頭脳だけで言えば今までアコルドールのプログラムであらゆる投資を注いで育て上げた者達とも比べ物にならないほどの知能を持っているとされ、研究者の中でもあらゆる栄養や力は全て頭脳に言っているのではとも囁かれるほど。
最近では多少なりとも興味を示すように外を出歩いたり、少しだけ表社会でのカモフラージュ用に経営している店を手伝ってみたりして少しずつ社会性も学んでいっている。知識は確かに無数なほどに豊富ではあるが、一般経験としては小学生以下というレベルであり時折生活能力のなさがその小学生体型を生んでいると言われて逆ギレをする。Ehreと違い短気だということもあって、年齢はEhreより上だというのにEhreは大人扱いで彼女は小学生扱いされることもしばしば。
【武器】AstraCode-019。GatheringJammer(通称GJ)。PfeiferBarrett D-Type。
【所属】アコルドール
【役職】システムリーダー
【戦闘能力】直接的な戦闘能力はほぼ皆無と言っていいほど運動神経0。そのため素手や銃等の手持ちの武器ではチンピラ一人も倒せないほど弱い。
しかし技術班の人間と協力しいくつか彼女専用に作られた武器が用意されており、そのどれもが非常に強力で且つ彼女自身はほとんど動かずに使える武器ばかり。基本的には座っていたり固定砲台であったり、時には跳んだり自走したりして移動するほぼロボットではと思える武器ばかりを使用する。
また、自分はこれほどまでに大きく強力な武器を使うのにも関わらず他の兵器への無力化を徹底しており兵器を持たない相手に対して巨大兵器で押し入るという圧倒的な戦術を取ろうとすることが多いため、半ばドSなのではということも囁かれる。
内、AstraCode-019に関しては屋内にいるときにも使用しているためこれら兵器はある意味アコルドールのシステムを防衛するためであるということが重点であり攻めるようには使っていないことが多い。そのため、彼女が使用している兵器を見ることは実に希な事。レアイベントとも言えるレベルである。
詳しくは武器説明を参照。どれもがかなり強力ではあるが、弱点としてはまず彼女自身が非常に弱いこと。そしてなによりもそこまで強力な武器であるためアコルドール拠点内であればまだしも、外である場合非常に稼働時間が短いことが弱点となる。AstraCode-019に関しては長時間使用はできるが、完全なる戦闘特化ではないというのも特徴。
【武器説明】
『AstraCode-019』
ぱっと見は大きめな椅子と机。そして巨大なキーボードと複数のモニターが一体化した自走可能のモニターテーブル。
自走はキャラピラとキャラピラを分解して行う四輪駆動。バネを活かしてジャンプも可能となっている。
しかしその大きさから察するに中には防衛用のシステムも大量に備わっており、謂わばアコルドールのシステムを管理する柱のようなもの。椅子には手型のアームやビーム砲のアーム。ガトリングガンのアーム等が付いており、全体に電磁バリアも張れるようになっている。また、イスとテーブルの装甲はバックラーにもなっているため近づいてきた相手は装甲部分が外れ、距離を取るように相手を突き飛ばす。弱点であるMealy本人を守りつつ、防衛に徹する武器であり同時に多くのシステムを搭載するサイバーウェポンとなる。
本筋はその搭載されたシステムであるため様々なコードを伸ばし直接システムに介入し強力なハッキング等を行うことができる。同レベルかそれ以上のシステムが仮にあった場合、この方法を使うことで攻撃することが可能で謂わばこのシステムは彼女が用意したもしかしたら自分を超えるやつも出るかもと念には念をと用心して生まれた武器となる。
フル充電で3時間は稼働可能であり、防衛目的であるため他の武器よりもはるかに長く使用できる様にされている。
『GatheringJammer』
彼女がネットスラングであるグッジョブとかけてネーミングした妨害システム。
量産が難しいため一つしかないオムニ・ジャミングの上位互換武器であり首輪型となっている。起動するとオムニ・ジャミング同様半径10m以内にある全ての科学反応を利用したアナログ兵器や、電子機器。簡単なシステム等を妨害する。加えて妨害した対象は全てAstraCode-019へと情報が開示され遠隔操作を可能とする。妨害だけではなく操作権も奪うことが出来る強力な武器。
その効果はオフにするまで継続し、連続使用時間約20分となっておりフル充電には4日はかかる。
『PfeiferBarrett D-type』
彼女が使用する武器で唯一といっていいほどの攻撃的な武器であり名前は世界最強の銃であるPfeifer Zeliskaと最強のスナイパーライフルと名高いBarrett M82を合わせて名付けたもの。そしてD-Typeというのは某ロボットアニメに登場したデンドロ○ウム型というのを意味しておりその名のとおりありえないほど巨大。42mmの口径に最大射程4.5km。装重量457kgという二丁の拳銃とその弾を装填するためのデカいタンクがセットになった武器。某デンなんとかのように飛べるわけではないため固定砲台のような扱いだがその威力は強力で戦車並の火力を誇る。そんな武器を彼女がなぜ扱えるのかというと固定砲台故に反動は全て武器が流してくれるため。運ぶために自走はするものの、打つ際はその自走可能の土台を地面に固定。360度周り銃の角度を設定できるため狙いをつけられるようにはなっているが、打つためには移動ができない武器になる。言ってしまえば彼女は狙ってスイッチを押すだけであるため実は誰でも使える。ただ、奪われないためにも機動にはパスコードと彼女の指紋。声紋が必要となるため彼女の専用武器という扱いとなっている。
【表社会でのEhre】
表社会での仮姿であるカフェバーでは一応体裁としてちゃんとした服にエプロンを身に付ける。
本当に手伝うことは極々希なことではあるため、常連の中で彼女はレア店員としてちょっとした話題になっている。客にとってはEhreより小さいのに普通に15歳でバイトしてる高校生という認識。
偽名は「天星 花」。ロシア人と日本人のハーフということにしている。
【年齢】15歳
【性別】女
【誕生日】2月18日
【身長】140cm
【体重】35kg
【容姿】髪は銀髪のボサボサぱっつんロング。前髪だけは邪魔にならないように自分で切ってるため眉毛あたりのパッツンヘアーになっている非常にズボラな髪型。後ろ髪は歩いている時に不便になったら切るという程度であるため足首より拳二つ分くらい上ぐらいまで伸びきっている。目の色はロシア人だった父由来の碧眼。肌は室内暮らしばかりなためか雪のように白い。
体はスラリと細いがあまり筋肉はない。今の状態でもスカウト当時よりマシになっているレベルではあるが、まだまだなかなかに痩せ細っていると言える体型。現在ではもっと健康的な体になれとEhreからも管理組織からも命令を受けているため仕方なく食事を取ったり運動をしたりして改善の方向に向かっている。
服装は普段はダラリとした大きめのワイシャツ一枚のみ。これを着れば下は下着でも大丈夫だから楽とのこと。流石に外を出歩いたり、運動するときは下も履いており基本ホットパンツのようなものが動きやすくて好んでいる。
滅多にあることではないがEhreや戦闘班等のように表立って仕事をする際には組織上のマナーとしてスーツを着る。正直かっちりしすぎて嫌いだとは思っているが、Ehreには恩もあるということもあって素直に着用して仕事に望む。
アクセサリーはもちろん興味がないため着用することはない。外に出て仕事をするときは決まりとして『黒鉄-クロガネ-』等は装備しているがそれ以上の装飾品を付けることはない。
容姿自体は親に恵まれているため若干眠たそうな顔ではあるもののかなり恵まれた容姿をしている。ただ、スカウトされてアコルドールになるまでは非常に不摂生且つ食。睡眠等に無頓着な生活をしていたためスカウト時は顔までやせ細っていた。今は早死せぬように管理組織やEhre含めた構成員が気にかけているため食生活や運動能力の改善がされつつある。ただし、改善してきたとは言え50m走でもすれば満身創痍になるレベルであったため今現在でも小学校のマラソン大会で潰れてしまうレベルの運動音痴。そのため直接の戦闘でもほとんど機械だよりとなる。
女子力に関しては当然皆無。無いとされるEhreの方が超マシレベルでありそもそもやる気がない。おそらく彼女に家事をやらせた場合は、まず家事をやらせるシステムを作ってそのシステムに全て任せっきりにするという事になりうるだろう。
【性格】敬語皆無のズボラ口調で喋り方ですら彼女が今までどんな生活をしてきたのかよくわかる言葉遣い。加えて大抵のことに無気力であり興味があることはプログラミングやハッキング。ネット世界に対してのみ高い興味を持つ。簡単に言えば一点集中型の性格でネット関係のことに関しては100。あとは0と言ったほどの徹底ぶり。スカウト前は食事や睡眠にすら興味を持たず可能な限り飲まず食わず寝ずの三拍子でプログラムとハッキングに明け暮れていた。栄養補給のため自己開発した完全栄養食品は取ってもいたが、それはほとんど植物状態の人に与えてる点滴と同じとも言える食生活をしていた。
努力をする能力はあるが、どの努力をするのに興味のスイッチを入れるのが不可能レベルであり興味を持たない事をやらせるのはかなりの苦労を要する。一応両親の事に関して、強い恩があるためにスカウトしたEhreに対しては若干言うことは聞くのだがそれでも一週間掛りで指示を出さないと動かない事も多い。逆にネットやパソコン関係の仕事に関しては指示下その場で今終わったという言葉が飛んでくるほどに手が早い。かつてロシアの軍事施設を全土に渡ってオールシャットダウンさせた事もある功績は伊達ではなく、この年齢で世界最強のハッカーと言われていたほど。彼女はいわば興味を持った一つに対して全ての努力する意欲を注ぐ天才でもある。その努力の数と才能の活かし方は偉人レベルといっても差し支えない。
プログラムやハッキングが天才的であるという事から運動はダメでも頭脳はEhre以上に明晰。頭脳だけで言えば今までアコルドールのプログラムであらゆる投資を注いで育て上げた者達とも比べ物にならないほどの知能を持っているとされ、研究者の中でもあらゆる栄養や力は全て頭脳に言っているのではとも囁かれるほど。
最近では多少なりとも興味を示すように外を出歩いたり、少しだけ表社会でのカモフラージュ用に経営している店を手伝ってみたりして少しずつ社会性も学んでいっている。知識は確かに無数なほどに豊富ではあるが、一般経験としては小学生以下というレベルであり時折生活能力のなさがその小学生体型を生んでいると言われて逆ギレをする。Ehreと違い短気だということもあって、年齢はEhreより上だというのにEhreは大人扱いで彼女は小学生扱いされることもしばしば。
【武器】AstraCode-019。GatheringJammer(通称GJ)。PfeiferBarrett D-Type。
【所属】アコルドール
【役職】システムリーダー
【戦闘能力】直接的な戦闘能力はほぼ皆無と言っていいほど運動神経0。そのため素手や銃等の手持ちの武器ではチンピラ一人も倒せないほど弱い。
しかし技術班の人間と協力しいくつか彼女専用に作られた武器が用意されており、そのどれもが非常に強力で且つ彼女自身はほとんど動かずに使える武器ばかり。基本的には座っていたり固定砲台であったり、時には跳んだり自走したりして移動するほぼロボットではと思える武器ばかりを使用する。
また、自分はこれほどまでに大きく強力な武器を使うのにも関わらず他の兵器への無力化を徹底しており兵器を持たない相手に対して巨大兵器で押し入るという圧倒的な戦術を取ろうとすることが多いため、半ばドSなのではということも囁かれる。
内、AstraCode-019に関しては屋内にいるときにも使用しているためこれら兵器はある意味アコルドールのシステムを防衛するためであるということが重点であり攻めるようには使っていないことが多い。そのため、彼女が使用している兵器を見ることは実に希な事。レアイベントとも言えるレベルである。
詳しくは武器説明を参照。どれもがかなり強力ではあるが、弱点としてはまず彼女自身が非常に弱いこと。そしてなによりもそこまで強力な武器であるためアコルドール拠点内であればまだしも、外である場合非常に稼働時間が短いことが弱点となる。AstraCode-019に関しては長時間使用はできるが、完全なる戦闘特化ではないというのも特徴。
【武器説明】
『AstraCode-019』
ぱっと見は大きめな椅子と机。そして巨大なキーボードと複数のモニターが一体化した自走可能のモニターテーブル。
自走はキャラピラとキャラピラを分解して行う四輪駆動。バネを活かしてジャンプも可能となっている。
しかしその大きさから察するに中には防衛用のシステムも大量に備わっており、謂わばアコルドールのシステムを管理する柱のようなもの。椅子には手型のアームやビーム砲のアーム。ガトリングガンのアーム等が付いており、全体に電磁バリアも張れるようになっている。また、イスとテーブルの装甲はバックラーにもなっているため近づいてきた相手は装甲部分が外れ、距離を取るように相手を突き飛ばす。弱点であるMealy本人を守りつつ、防衛に徹する武器であり同時に多くのシステムを搭載するサイバーウェポンとなる。
本筋はその搭載されたシステムであるため様々なコードを伸ばし直接システムに介入し強力なハッキング等を行うことができる。同レベルかそれ以上のシステムが仮にあった場合、この方法を使うことで攻撃することが可能で謂わばこのシステムは彼女が用意したもしかしたら自分を超えるやつも出るかもと念には念をと用心して生まれた武器となる。
フル充電で3時間は稼働可能であり、防衛目的であるため他の武器よりもはるかに長く使用できる様にされている。
『GatheringJammer』
彼女がネットスラングであるグッジョブとかけてネーミングした妨害システム。
量産が難しいため一つしかないオムニ・ジャミングの上位互換武器であり首輪型となっている。起動するとオムニ・ジャミング同様半径10m以内にある全ての科学反応を利用したアナログ兵器や、電子機器。簡単なシステム等を妨害する。加えて妨害した対象は全てAstraCode-019へと情報が開示され遠隔操作を可能とする。妨害だけではなく操作権も奪うことが出来る強力な武器。
その効果はオフにするまで継続し、連続使用時間約20分となっておりフル充電には4日はかかる。
『PfeiferBarrett D-type』
彼女が使用する武器で唯一といっていいほどの攻撃的な武器であり名前は世界最強の銃であるPfeifer Zeliskaと最強のスナイパーライフルと名高いBarrett M82を合わせて名付けたもの。そしてD-Typeというのは某ロボットアニメに登場したデンドロ○ウム型というのを意味しておりその名のとおりありえないほど巨大。42mmの口径に最大射程4.5km。装重量457kgという二丁の拳銃とその弾を装填するためのデカいタンクがセットになった武器。某デンなんとかのように飛べるわけではないため固定砲台のような扱いだがその威力は強力で戦車並の火力を誇る。そんな武器を彼女がなぜ扱えるのかというと固定砲台故に反動は全て武器が流してくれるため。運ぶために自走はするものの、打つ際はその自走可能の土台を地面に固定。360度周り銃の角度を設定できるため狙いをつけられるようにはなっているが、打つためには移動ができない武器になる。言ってしまえば彼女は狙ってスイッチを押すだけであるため実は誰でも使える。ただ、奪われないためにも機動にはパスコードと彼女の指紋。声紋が必要となるため彼女の専用武器という扱いとなっている。
【表社会でのEhre】
表社会での仮姿であるカフェバーでは一応体裁としてちゃんとした服にエプロンを身に付ける。
本当に手伝うことは極々希なことではあるため、常連の中で彼女はレア店員としてちょっとした話題になっている。客にとってはEhreより小さいのに普通に15歳でバイトしてる高校生という認識。
偽名は「天星 花」。ロシア人と日本人のハーフということにしている。
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冬
冬城さん (8hyi43xq)2022/10/21 19:38 (No.37299)削除【名前】藤宮 伊織(ふじみや いおり)
【年齢】21
【性別】女
【容姿】長く伸ばしたサラサラの髪は、綺麗なアイボリーをしている。人形のように真っ白い肌、意志の強そうなヘーゼルの瞳の、凛と美しい女性。小さな唇はいつもグロスを塗ってある。華奢で無駄な肉がなく、ほっそりした出で立ち。身長は高めの167cm。髪や目の色は生まれつきで、母方にドイツの血筋がある影響。
日によって服装は変わるが、ブラウス+シフォンスカートを好む。華美すぎず、上品に。それが彼女のスタイルらしい。薔薇をモチーフとした頭部装飾をよく付けている。
【性格】気位が高く、品があり、誇り高い。高潔で清楚。世界に名を轟かせる巨大財閥・藤宮財閥の令嬢。由緒正しく格式高い、正真正銘のお嬢様。それが彼女だ。
とんでもなくプライドが高いので、ちょっとしたことで眉を顰められる恐れもあったりする。ただ、根本的には困っている人を見捨てられない(というより見捨てる選択肢がない)、根っこの素直な善人。自分に出来る努力は惜しまないし、努力をしない自分を嫌っているタイプの努力家。抜群の記憶力を誇り、相当に頭が回る。
ものの、手先が可哀想なほど不器用なため、小さい頃から習い事が何一つ上手くできない。必死になって研鑽を重ね、どうにか並程度の有様。彼女はそれを「努力不足」と認識しており、その辺りに踏み込まれることを嫌っている。良くも悪くも、努力馬鹿というか、自他に厳しすぎるきらいがある。嫌いなことわざは「能ある鷹は爪を隠す」。隠すな。使え。
また、悪口は滅多に言わないが嫌味はえげつない。「あら。ごめんなさい、そこに頭があるなんて思わなくて……誠意、誠意と仰るから、てっきりもっと平身低頭謝罪しているのかと思ったわ」とか平気で言う。悪人にかける情けはありません。
出来ないことは正直に出来ないと拒否するものの、頭から舐め腐ってかかられるのは大嫌い。淡々と追い詰めて胃の中身を吐かせる勢いで問い詰める。生まれのせいか、やや自分の価値観でものを言いがち。そのせいだろう、浅い付き合いの人間からはとんでもない悪人として認識されていることもあるらしい。
アコルドールに関しては「知ってはいるけれど深くは知らない」程度の認識。秘密組織で、知らないなら口に出さない方が良い。そう感じているため、必要ない限りアコルドールに関わってくることはない。
【所属】表社会 / 藤宮財閥
【役職】財閥令嬢
【戦闘能力】目を疑うほど記憶力に秀でている。軽く聞き流しているだけに見えて、細部に至るまで全て記憶している。ただし、いわゆる映像記憶、とか、完全記憶能力の類ではなく、記憶力が良い、の延長線上。覚えようと思って覚えない限りは普通に忘れる。覚えようと思えばひたすら強い。
体術──特に柔道を得意としており、段位は黒帯。紅白帯を目指す腹積り。やはり人間的な強さは出ないし、実戦経験もない。
あとは膨大な財力が強み。
【年齢】21
【性別】女
【容姿】長く伸ばしたサラサラの髪は、綺麗なアイボリーをしている。人形のように真っ白い肌、意志の強そうなヘーゼルの瞳の、凛と美しい女性。小さな唇はいつもグロスを塗ってある。華奢で無駄な肉がなく、ほっそりした出で立ち。身長は高めの167cm。髪や目の色は生まれつきで、母方にドイツの血筋がある影響。
日によって服装は変わるが、ブラウス+シフォンスカートを好む。華美すぎず、上品に。それが彼女のスタイルらしい。薔薇をモチーフとした頭部装飾をよく付けている。
【性格】気位が高く、品があり、誇り高い。高潔で清楚。世界に名を轟かせる巨大財閥・藤宮財閥の令嬢。由緒正しく格式高い、正真正銘のお嬢様。それが彼女だ。
とんでもなくプライドが高いので、ちょっとしたことで眉を顰められる恐れもあったりする。ただ、根本的には困っている人を見捨てられない(というより見捨てる選択肢がない)、根っこの素直な善人。自分に出来る努力は惜しまないし、努力をしない自分を嫌っているタイプの努力家。抜群の記憶力を誇り、相当に頭が回る。
ものの、手先が可哀想なほど不器用なため、小さい頃から習い事が何一つ上手くできない。必死になって研鑽を重ね、どうにか並程度の有様。彼女はそれを「努力不足」と認識しており、その辺りに踏み込まれることを嫌っている。良くも悪くも、努力馬鹿というか、自他に厳しすぎるきらいがある。嫌いなことわざは「能ある鷹は爪を隠す」。隠すな。使え。
また、悪口は滅多に言わないが嫌味はえげつない。「あら。ごめんなさい、そこに頭があるなんて思わなくて……誠意、誠意と仰るから、てっきりもっと平身低頭謝罪しているのかと思ったわ」とか平気で言う。悪人にかける情けはありません。
出来ないことは正直に出来ないと拒否するものの、頭から舐め腐ってかかられるのは大嫌い。淡々と追い詰めて胃の中身を吐かせる勢いで問い詰める。生まれのせいか、やや自分の価値観でものを言いがち。そのせいだろう、浅い付き合いの人間からはとんでもない悪人として認識されていることもあるらしい。
アコルドールに関しては「知ってはいるけれど深くは知らない」程度の認識。秘密組織で、知らないなら口に出さない方が良い。そう感じているため、必要ない限りアコルドールに関わってくることはない。
【所属】表社会 / 藤宮財閥
【役職】財閥令嬢
【戦闘能力】目を疑うほど記憶力に秀でている。軽く聞き流しているだけに見えて、細部に至るまで全て記憶している。ただし、いわゆる映像記憶、とか、完全記憶能力の類ではなく、記憶力が良い、の延長線上。覚えようと思って覚えない限りは普通に忘れる。覚えようと思えばひたすら強い。
体術──特に柔道を得意としており、段位は黒帯。紅白帯を目指す腹積り。やはり人間的な強さは出ないし、実戦経験もない。
あとは膨大な財力が強み。

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ね
ねりきりさん (8i45qvp9)2022/10/21 19:08 (No.37295)削除【名前】
不死川 獅子(しなずかわ しず)
【年齢】
32歳
【性別】
男
【容姿】
身長:182cm。後ろを刈り上げているチョコレート色の髪。エメラルドグリーンの瞳をした細めの猫目。鼻は高く、白人並みに肌が白い上にヨーロッパ人を思わせる顔立ち。ガタイがよく、手も大きい。右目下に二つ泣き黒子があり、唇は薄い。オレンジと緑が混じったようなゴーグル、黒いベレー帽、茶緑の厚手の上着、赤シャツ、ベルトつき迷彩柄のズボンに、薄汚れた作業用ブーツ。ズボンの右ポケットには、銀で作られ月桂樹を思わせる透かしリーフを施された懐中時計が入っている。
【性格】
一人称:小官・俺。二人称:貴方(達)・○○さん(くん)・呼び捨てなど。初対面では大概は敬語で、親しくなっていくにつれ剥がれていく。非常に気分屋でキザな口調。人に対して謙虚風に言いながらも内心は当たり前だろうと慢心さと傲慢さで一杯。しかもプライドが高い。が、その割に諦め癖があり、怠惰を貪っている。銃に対して異常なまでの執着心があり、触られると激怒する。
【武器】
バレットM82(対物狙撃銃。有効射程2,000m。装弾数10+1発。相棒として使っている)
ベレッタM92(サブウェポン。もしものために持っている。装弾数10発)
【所属】
イタリア系マフィア・コンデュイレ
【役職】
構成員(ヒットマン)
【戦闘能力】
彼は狙撃手だ。第一に狙撃のうまさである。どれだけ離れていようとも、ワンショットキルだと言わんばかりに一度もミスをしたことはない。何故ならばミスした時点で"死"が待っているからだ。偵察も優れており、情報を得ることや撹乱することも得意としている。また視覚と聴覚が発達しており、僅かな足音でも聞き分けたり、遠くから見分けたりすることができる。また変装も得意としている。
肉弾戦に関しては、狙撃に頼り続けているからか体格はいいものの熟練者に比べたら劣ると言ったところである。
彼の戦い方は基本的に遠くから攻撃することを第一としており、近接に関しては接近された時点で負けだと思っている。
【備考】
イタリア人と日本人のハーフ。周りの子とは違うことにより、生じた問題も全て“自分が優れているから“と思い込むことで解決をしてきたタイプの人。銃は人間と違って頑張れば頑張るほど、上手くなるし裏切らないから愛している。今の組織に入ったのも、頑張れば頑張るほど評価してくれることを好んでのことだ。殺しに関しては、罪悪感がないかと言われたら嘘であるが仕事だと割り切っている。
銃を愛人のように愛しており、勝手に触られると激怒をするのは逆に銃以外に自分の価値が見出せないからである。
好物:チョコレート・カレーライス・ジンジャエール
不死川 獅子(しなずかわ しず)
【年齢】
32歳
【性別】
男
【容姿】
身長:182cm。後ろを刈り上げているチョコレート色の髪。エメラルドグリーンの瞳をした細めの猫目。鼻は高く、白人並みに肌が白い上にヨーロッパ人を思わせる顔立ち。ガタイがよく、手も大きい。右目下に二つ泣き黒子があり、唇は薄い。オレンジと緑が混じったようなゴーグル、黒いベレー帽、茶緑の厚手の上着、赤シャツ、ベルトつき迷彩柄のズボンに、薄汚れた作業用ブーツ。ズボンの右ポケットには、銀で作られ月桂樹を思わせる透かしリーフを施された懐中時計が入っている。
【性格】
一人称:小官・俺。二人称:貴方(達)・○○さん(くん)・呼び捨てなど。初対面では大概は敬語で、親しくなっていくにつれ剥がれていく。非常に気分屋でキザな口調。人に対して謙虚風に言いながらも内心は当たり前だろうと慢心さと傲慢さで一杯。しかもプライドが高い。が、その割に諦め癖があり、怠惰を貪っている。銃に対して異常なまでの執着心があり、触られると激怒する。
【武器】
バレットM82(対物狙撃銃。有効射程2,000m。装弾数10+1発。相棒として使っている)
ベレッタM92(サブウェポン。もしものために持っている。装弾数10発)
【所属】
イタリア系マフィア・コンデュイレ
【役職】
構成員(ヒットマン)
【戦闘能力】
彼は狙撃手だ。第一に狙撃のうまさである。どれだけ離れていようとも、ワンショットキルだと言わんばかりに一度もミスをしたことはない。何故ならばミスした時点で"死"が待っているからだ。偵察も優れており、情報を得ることや撹乱することも得意としている。また視覚と聴覚が発達しており、僅かな足音でも聞き分けたり、遠くから見分けたりすることができる。また変装も得意としている。
肉弾戦に関しては、狙撃に頼り続けているからか体格はいいものの熟練者に比べたら劣ると言ったところである。
彼の戦い方は基本的に遠くから攻撃することを第一としており、近接に関しては接近された時点で負けだと思っている。
【備考】
イタリア人と日本人のハーフ。周りの子とは違うことにより、生じた問題も全て“自分が優れているから“と思い込むことで解決をしてきたタイプの人。銃は人間と違って頑張れば頑張るほど、上手くなるし裏切らないから愛している。今の組織に入ったのも、頑張れば頑張るほど評価してくれることを好んでのことだ。殺しに関しては、罪悪感がないかと言われたら嘘であるが仕事だと割り切っている。
銃を愛人のように愛しており、勝手に触られると激怒をするのは逆に銃以外に自分の価値が見出せないからである。
好物:チョコレート・カレーライス・ジンジャエール

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鳥
鳥頭さん (8i1063lj)2022/10/19 22:44 (No.37214)削除【名前】柳 燈実 (リュウ トウミ)
【年齢】27歳
【性別】男
【所属】アコルドール
【役職】戦闘リーダー
【容姿】※「おにいさんメーカー」様より画像お借りしています。
分厚く、重く額を閉じた前髪。項を覆う襟足を残してハーフアップに結い上げた混じりっけのない純黒の髪。あまり丁寧に結い上げておらず、また最低限の手入れのみに留めているため寝癖のような髪のはね方をしている。
涼やかな一重瞼。丁寧に整えられたアーモンド型は猫のようにキュッとつり上がった目尻が特徴的だろう。縁取られた瞳は鮮烈なカーマイン。一見して滲む軽薄さの裏に秘めた誠実さ、異なる二つの意志を同居させた双眸は時に人を鋭く射抜く。
中国人の血が入っている為か、スッと鼻筋が通るハッキリした顔立ち。ほっそりとした輪郭は冷涼な雰囲気を醸していて、薄ら桃色の唇は常に穏やかな微笑みを称えており若干の胡散臭さは拭えない。されど、色香を放つような見目好い美丈夫なのには間違いない顔立ちをしている。
目につく浅黒い肌を持つその体には、しかし幾つかの古傷が存在する。特に目立つものは左頬から斜めの切り上げと鼻柱へと付けられた一文字二つ、右肩甲骨に細長い物を押し付けられたように引き攣れた無数の火傷跡。それらは皮膚のメラニン色素が減少、変色して、黒い肌に浮いて目につくだろう。
また、左手の甲にタトゥーを入れており、デザインは十字架の足元にランプ型の無数の花が囲うように咲いているもの。色は入れずに白黒で彫られている。
身長178cm。縦に長く、無駄な肉を削ぎ落としたスレンダー体型。体の線が細く見えるものの、服の下には割れた腹筋が見え隠れしている。余計な筋肉を付けたがらず、理由を問えば関節の可動域が狭まること、身軽で居られなくなることが嫌だからだそう。それでもしっかりと鍛えら上げられた実践的な筋肉は、戦闘で大いに活躍している。
普段は黒のワイシャツに黒いスラックス、白ソックスにエナメルシューズを着用。白い手袋を両手に嵌め、両耳にシルバーピアス、カフェで働く時のみ白い腰巻エプロンをつけている。
調律師として出勤する際は赤のハイネックに、黒のスーツジャケットを第一ボタンのみ留めて着用。下には黒いスーツパンツと革靴を履いている。両耳には孔雀色の大ぶりピアスを、左手には真っ黒な手袋を、目元は黒いサングラスで目元を隠している。
また、どの服装にも共通してシンプルなネックレスを付けている。表で働く時はワイシャツの中に、調律師として出動する時はハイネックのまま、プライベートの時も外すことは無い。
ネックレス自体はどこにでもある量産型のシルバーネックレスで、間近で見ればそれが学生でも手に入る安物であることが分かる。彼の服装からはどこか浮いて見えるようなアクセサリーだが、壊れないように、壊れたとしても修繕を施し、とても大切にしている様子。
このように少し派手な全身真っ黒くろすけもいい所な格好をしており、一部からは逆に不審者じみているだの反社の幹部だの散々な言われようである。
【性格】
のらりくらりと気ままな足取りで、「真面目なこたァ似合わねェよ」と自称する。しかし普段から新人や後輩、同期に先輩にと率先して関わりフォローに回っている姿は紛れもない兄貴肌。物事の判断力や決断力が高く、シビアな状況判断力や高い実力から頼られる事も多い。その中でも、多くの信頼を得ている理由の大半を占めるのは、なんと言ってもその大黒柱が如き彼の人柄だろう。
彼は傍から見て清々しい程真っ直ぐな人格をしている。勿論、見境なく人を信じられる程の純粋さも正直さも無い。むしろ頭の回転と要領の良さを活かしてイカサマやハッタリ、フェイクも法螺だって何でもない顔をして吹かし、邪道という邪道も平気で歩く狡猾さを持つズルい大人だ。
けれど、彼は自身の心に嘘をつくこと、同時に他人の心を踏みにじることをしない。いつでも自他の心を真っ直ぐに見る人であり、他人の価値観に引きずられず、しかしあらゆる思想を否定せずに理解しようとする姿勢を崩さない。自分という人間を確立しながら、個としての他者を認め、尊重することを信条とする。人々はそれを、誠実と呼んでいる。
しかし、彼のキッカリとした判断力は、それ故に行き過ぎたことへも繋がる、ということだ。例えば共に言葉を交わした者、戦場をくぐり抜けた戦友、気の合う連中であろうとも。彼の大切なものや仲間へ危害を加えた場合、躊躇いなく武器を取り反抗の意志を見せるだろう。敵か味方か。脅威か脅威じゃないか。生きるか死ぬか。殺すか殺されるか。特に敵と判断した者には容赦の欠けらも無い。一部の価値観で、彼は何かと極端な振り幅しか持ってないのだ。
結局のところ、彼は懐に入れた人物や生涯大事にしたいもの、自分の信条を人生の主軸としている。それ以外のことは割と大雑把であり、非情であり、淡白であることが多い。
人情家と言えば真実だが、冷血漢と言うのもまた真実である。
言葉遣いが荒く軽薄な態度が目立つものの、必要ならば普段の彼からは考えられない程に馬鹿丁寧な敬語を話す。「昔の名残りだ」と話す彼は、苦々しい表情を浮かべているようだ。
また、かなり派手な見た目とは裏腹に、恋愛に対してはかなり消極的。恋愛への意識がトコトン無いこと、歩んできた人生からの経験もその一因だが、それとは別に整った容姿や人柄が原因で女性(主に肉食系)に迫られる事が何度があり、結果恋愛そのものに苦手意識がついて回るようになってしまった。そのため少々奥手であり、また押しに弱い────要するにヘタレな一面も。
彼は大の子供好きとして知られている。面倒見も良く、暇な時は公園の子供たちと遊んでいる事さえある。同時に、子供へ向けられた悪意や敵意というのは彼の地雷だった。大人が子供を搾取しようものなら、全力ですっ飛んで行って天誅を下すような人。例え子供自身が道を外れた行為に及んだ場合、相応の罰は下すが最後まで寄り添い続けるだろう。故に、彼は未成年の絶対的な味方として存在している。
また、彼を語る時に時々付随してくる噂話がある。『彼は神頼みが嫌い』だと。
事実である。彼は神頼みが大嫌いだ────そして、神そのものが嫌いだ。自分たちを天から見下ろすクセに何もしない神が、見えも触れもしない概念的存在が大嫌いだ。御天道様なんてクソ喰らえ。神にしか祈れないなら、割れた皿に祈った方が何倍もマシ。無神論者というより、神に対して全力で中指を立てながら圧し斬らんとするアンチに近い思考回路を持つ。
勿論、これを他人に押し付けたり強制する気は毛頭ない。あくまでも、彼自身はお空の上にいるかも分からない、全知全能不可視の御手と呼ばれているものに対して、心底嫌気が差しているのだ。
「偶像如きが、人間の一生に茶々入れンなって話だよ。足があンなら自分で歩けや」
【武器】
『赤日』
刃渡り70cm、全長130cm程度の太刀。
とある腕利きの刀鍛冶が極限まで鍛え上げた代物に、元々無名だったことから彼自身が銘を与えた。太陽の如く世を照らす光となるように。不吉を自ら纏い、伸びる魔の手を喰らい尽くすように。ささやかな願いを込め、刀身を収めた漆塗りの鞘と臙脂色の下緒をベルトに吊るし、共に道を往く事と相成った。
どうしても表社会で持ち歩く際はギターケースに収めており、調律師として出勤する際はベルトに吊るしている。
『催涙手榴弾』
催涙剤が入った手榴弾。とてもコンパクトで、腰に巻き付けたホルダーに三つほど常備してジャケットで隠している。他対一を強いられ、尚且つ無力化しなければならない時に重宝している。
なお成分はOCガス(唐辛子由来)なので後遺症の心配は無い。
『石』
その辺で拾った消費武器。銃器との相性が悪いので、遠距離攻撃は大体手頃な石で済ませている。稀に空き缶等のゴミを投げることもある。
【戦闘能力】
剣術の達人。刀の振り方を習ったこと以外ほぼ全て独学で学び、その戦闘技術を確立させた天賦の才の持ち主。型らしい型は無く、ただ無骨で、無駄を極限まで削ぎ落とす精錬された太刀筋をしている。
体術も同様で、剣術とまでは行かずとも素の身体能力が高いため相当の実力を持つ。特筆すべき点は、彼自身に宿った天性のバネと反射神経、それに付随する瞬発力と、気配察知だろう。
彼の反射神経は通常の範囲から頭一つか二つ抜けており、物が落下した際。死角から攻撃が迫った際。普通なら反応出来ないような場面で、驚異的な速度で落下物を掴み、死角からの攻撃を即座に回避する。また、バネについても同じく通常の範疇を超える。長身に似合わず身軽な動きで飛び跳ね、人1人を軽々と飛び越すこともある。力を溜めて瞬間的に爆発させる、という身体の動きを本能で理解しており、発生する威力は成人男性を軽く吹き飛ばすほど。全力を込めるのであれば、恐らくは同サイズの人間を二、三人は纏めて吹き飛ばすことは出来るだろう。
これらから派生する瞬発力は相当なもの。彼の一番の武器は『速さ』であり、正しく韋駄天のようなスピードで戦場を鎮圧する。
彼の気配察知は、ともすれば最も厄介な要因となるやもしれない。そほどまでに驚異的で、異常な精度を誇るのだ。元々の五感が鋭く、音の発生地点、空気の揺れ、体臭、視界内の僅かな違和感と、野性的な直感を頼りに気配を察知している。それに付随した観察眼は、状況を把握し瞬間的な判断を下す一助となっている。
彼のしなやかな獣の如き柔軟性や、相手の力を利用する戦い方にも注目したいところ。体術、剣術ともに受け流しを主軸とし、彼の才能と培った経験を余すこと無く組み合わせたカウンター技への警戒は必須である。
弱点と言えば、防御力が少々心許ないことと、銃器全般との相性が最悪なことだろうか。
彼の武器である『速さ』を最大限引き出すため、彼は防弾チョッキ等の防具を殆ど身に付けない。一般人と比べれば確かにタフであろうが、銃弾を受ければ穴は空くし、刃を受ければ出血する。怪我を無視して根性で無理やり動くことは、まあ割とよくある事である。
銃器関連のことだが、それは彼の武器に銃が無いことが全てを物語っている。現代社会において多用される銃器だが、彼との相性はトコトン最悪の一言である。頻発する弾詰まりは序の口で、暴発した誤射したはデフォルト、辛うじて撃てても見当外れな場所に当たり、仕舞いには握った銃がものの数分でお釈迦になる。セーフティーさえ外さなければ触れられるものの、一度トリガーを引けば大惨事を起こす────所謂「銃器音痴」なのだ。
【備考】
▷好み
◇好き嫌い
like:従妹、子供、根性ある奴、若者が成長する姿、娯楽、料理、酒、煙草、バームクーヘン。
dont:腐り切った大人、神様、束縛、昔の自分。
◇苦手意識があること
年上、背後に立たれること、優柔不断な子供、宗教、眠って見る夢、恋愛。
◇得意不得意
得意:近接戦闘全般、料理、子供の世話、ポーカーフェイス。
不得意:難しい話、厳しい規律、銃器の扱い全般。
◇趣味
妹と過ごすこと、子供の面倒を見ること、運動、料理、晩酌。
▷家族構成
【個人情報を閲覧する場合、パスワードを入力しセキュリティを解除して下さい】
「ンなの確認しなくたって良いだろうが……ッたく」
「居ねェよ。誰も」
▷口調
◇一人称:俺
◇二人称:テメェ、お前さん、アンタ、呼び捨て、○○サン
◇三人称:テメェら、お前ら、アンタら
中国人と日本人の血を持つ所謂ハーフだが、生まれも育ちも日本な為あまり自覚は無い。
ただ自身の「燈実」という名前は少し可愛らしすぎるのではという懸念と、何となく語呂が悪いこと、子供には発音が難しい等を理由に、苗字のみ名乗る又は「柳 (やなぎ)」と名乗っている。……とはいえ、どれだけ建前を並べても、やはり気恥しいと言うのが一番の理由だったりする。
表社会で働く際は基本的に厨房を担当。顔の傷跡はどうしようもない、けれど客を怖がらせたくないと、あまり表には出たがらない。人手が足りない時は仕方なく出るが、なるべく怖い顔をしないよう気をつけて接客している模様。料理の腕は趣味を兼ねていることもありそれなりに。意外と手先が器用で、レシピを見れば大体は作れる。
第一言語は日本語、第二言語は中国語。外国人と接する機会も多いため、その他にも英語やイタリア語、フランス語、スペイン語を日常会話に困らない程度に習得。フランス語とスペイン語はリスニングとリーディングはほぼ完璧にこなせるものの、ライディング(書く)は難しい様子。現在は並行してドイツ語を辞書片手に勉強中。
十四の頃、違法宗教団体から保護され、その流れでアコルドールに所属。共に保護された女児は現在、母方の親戚夫婦に引き取られ、彼は親戚の兄として接している。便宜上妹と表記するが、女児と彼の間に血縁関係は無い。
【SV】
「俺ァ柳。リュウでもヤナギでも、呼びやすい方でいいぜ。お前さん、最近入ったばっかだろ?何かあったら言えよ。こんなンでも先輩だからな、何か力になれンなら協力するよ」
「……名前?ンだよ今更……イヤ、確かに名乗ったこたァねェがよ……んん…………………………笑うンじゃねェーぞ?………燈実。火に登る方の燈に、実る。………ッだァーーー!!!笑うンじゃねェ!!!だから言いたく無かッたンだよ特にテメェには……!」
「応、お疲れさん。早かったじゃねェか。……ほら、座っとけ。最近の夜は冷え込むだろ?温けェもん入れてやるからよ」
「────よォー、兄ちゃん。面白ェことやってんなァ。俺も混ぜてくれや。なァ────楽しかったか?堅気の奴ァ甚振ってよ」
【年齢】27歳
【性別】男
【所属】アコルドール
【役職】戦闘リーダー
【容姿】※「おにいさんメーカー」様より画像お借りしています。
分厚く、重く額を閉じた前髪。項を覆う襟足を残してハーフアップに結い上げた混じりっけのない純黒の髪。あまり丁寧に結い上げておらず、また最低限の手入れのみに留めているため寝癖のような髪のはね方をしている。
涼やかな一重瞼。丁寧に整えられたアーモンド型は猫のようにキュッとつり上がった目尻が特徴的だろう。縁取られた瞳は鮮烈なカーマイン。一見して滲む軽薄さの裏に秘めた誠実さ、異なる二つの意志を同居させた双眸は時に人を鋭く射抜く。
中国人の血が入っている為か、スッと鼻筋が通るハッキリした顔立ち。ほっそりとした輪郭は冷涼な雰囲気を醸していて、薄ら桃色の唇は常に穏やかな微笑みを称えており若干の胡散臭さは拭えない。されど、色香を放つような見目好い美丈夫なのには間違いない顔立ちをしている。
目につく浅黒い肌を持つその体には、しかし幾つかの古傷が存在する。特に目立つものは左頬から斜めの切り上げと鼻柱へと付けられた一文字二つ、右肩甲骨に細長い物を押し付けられたように引き攣れた無数の火傷跡。それらは皮膚のメラニン色素が減少、変色して、黒い肌に浮いて目につくだろう。
また、左手の甲にタトゥーを入れており、デザインは十字架の足元にランプ型の無数の花が囲うように咲いているもの。色は入れずに白黒で彫られている。
身長178cm。縦に長く、無駄な肉を削ぎ落としたスレンダー体型。体の線が細く見えるものの、服の下には割れた腹筋が見え隠れしている。余計な筋肉を付けたがらず、理由を問えば関節の可動域が狭まること、身軽で居られなくなることが嫌だからだそう。それでもしっかりと鍛えら上げられた実践的な筋肉は、戦闘で大いに活躍している。
普段は黒のワイシャツに黒いスラックス、白ソックスにエナメルシューズを着用。白い手袋を両手に嵌め、両耳にシルバーピアス、カフェで働く時のみ白い腰巻エプロンをつけている。
調律師として出勤する際は赤のハイネックに、黒のスーツジャケットを第一ボタンのみ留めて着用。下には黒いスーツパンツと革靴を履いている。両耳には孔雀色の大ぶりピアスを、左手には真っ黒な手袋を、目元は黒いサングラスで目元を隠している。
また、どの服装にも共通してシンプルなネックレスを付けている。表で働く時はワイシャツの中に、調律師として出動する時はハイネックのまま、プライベートの時も外すことは無い。
ネックレス自体はどこにでもある量産型のシルバーネックレスで、間近で見ればそれが学生でも手に入る安物であることが分かる。彼の服装からはどこか浮いて見えるようなアクセサリーだが、壊れないように、壊れたとしても修繕を施し、とても大切にしている様子。
このように少し派手な全身真っ黒くろすけもいい所な格好をしており、一部からは逆に不審者じみているだの反社の幹部だの散々な言われようである。
【性格】
のらりくらりと気ままな足取りで、「真面目なこたァ似合わねェよ」と自称する。しかし普段から新人や後輩、同期に先輩にと率先して関わりフォローに回っている姿は紛れもない兄貴肌。物事の判断力や決断力が高く、シビアな状況判断力や高い実力から頼られる事も多い。その中でも、多くの信頼を得ている理由の大半を占めるのは、なんと言ってもその大黒柱が如き彼の人柄だろう。
彼は傍から見て清々しい程真っ直ぐな人格をしている。勿論、見境なく人を信じられる程の純粋さも正直さも無い。むしろ頭の回転と要領の良さを活かしてイカサマやハッタリ、フェイクも法螺だって何でもない顔をして吹かし、邪道という邪道も平気で歩く狡猾さを持つズルい大人だ。
けれど、彼は自身の心に嘘をつくこと、同時に他人の心を踏みにじることをしない。いつでも自他の心を真っ直ぐに見る人であり、他人の価値観に引きずられず、しかしあらゆる思想を否定せずに理解しようとする姿勢を崩さない。自分という人間を確立しながら、個としての他者を認め、尊重することを信条とする。人々はそれを、誠実と呼んでいる。
しかし、彼のキッカリとした判断力は、それ故に行き過ぎたことへも繋がる、ということだ。例えば共に言葉を交わした者、戦場をくぐり抜けた戦友、気の合う連中であろうとも。彼の大切なものや仲間へ危害を加えた場合、躊躇いなく武器を取り反抗の意志を見せるだろう。敵か味方か。脅威か脅威じゃないか。生きるか死ぬか。殺すか殺されるか。特に敵と判断した者には容赦の欠けらも無い。一部の価値観で、彼は何かと極端な振り幅しか持ってないのだ。
結局のところ、彼は懐に入れた人物や生涯大事にしたいもの、自分の信条を人生の主軸としている。それ以外のことは割と大雑把であり、非情であり、淡白であることが多い。
人情家と言えば真実だが、冷血漢と言うのもまた真実である。
言葉遣いが荒く軽薄な態度が目立つものの、必要ならば普段の彼からは考えられない程に馬鹿丁寧な敬語を話す。「昔の名残りだ」と話す彼は、苦々しい表情を浮かべているようだ。
また、かなり派手な見た目とは裏腹に、恋愛に対してはかなり消極的。恋愛への意識がトコトン無いこと、歩んできた人生からの経験もその一因だが、それとは別に整った容姿や人柄が原因で女性(主に肉食系)に迫られる事が何度があり、結果恋愛そのものに苦手意識がついて回るようになってしまった。そのため少々奥手であり、また押しに弱い────要するにヘタレな一面も。
彼は大の子供好きとして知られている。面倒見も良く、暇な時は公園の子供たちと遊んでいる事さえある。同時に、子供へ向けられた悪意や敵意というのは彼の地雷だった。大人が子供を搾取しようものなら、全力ですっ飛んで行って天誅を下すような人。例え子供自身が道を外れた行為に及んだ場合、相応の罰は下すが最後まで寄り添い続けるだろう。故に、彼は未成年の絶対的な味方として存在している。
また、彼を語る時に時々付随してくる噂話がある。『彼は神頼みが嫌い』だと。
事実である。彼は神頼みが大嫌いだ────そして、神そのものが嫌いだ。自分たちを天から見下ろすクセに何もしない神が、見えも触れもしない概念的存在が大嫌いだ。御天道様なんてクソ喰らえ。神にしか祈れないなら、割れた皿に祈った方が何倍もマシ。無神論者というより、神に対して全力で中指を立てながら圧し斬らんとするアンチに近い思考回路を持つ。
勿論、これを他人に押し付けたり強制する気は毛頭ない。あくまでも、彼自身はお空の上にいるかも分からない、全知全能不可視の御手と呼ばれているものに対して、心底嫌気が差しているのだ。
「偶像如きが、人間の一生に茶々入れンなって話だよ。足があンなら自分で歩けや」
【武器】
『赤日』
刃渡り70cm、全長130cm程度の太刀。
とある腕利きの刀鍛冶が極限まで鍛え上げた代物に、元々無名だったことから彼自身が銘を与えた。太陽の如く世を照らす光となるように。不吉を自ら纏い、伸びる魔の手を喰らい尽くすように。ささやかな願いを込め、刀身を収めた漆塗りの鞘と臙脂色の下緒をベルトに吊るし、共に道を往く事と相成った。
どうしても表社会で持ち歩く際はギターケースに収めており、調律師として出勤する際はベルトに吊るしている。
『催涙手榴弾』
催涙剤が入った手榴弾。とてもコンパクトで、腰に巻き付けたホルダーに三つほど常備してジャケットで隠している。他対一を強いられ、尚且つ無力化しなければならない時に重宝している。
なお成分はOCガス(唐辛子由来)なので後遺症の心配は無い。
『石』
その辺で拾った消費武器。銃器との相性が悪いので、遠距離攻撃は大体手頃な石で済ませている。稀に空き缶等のゴミを投げることもある。
【戦闘能力】
剣術の達人。刀の振り方を習ったこと以外ほぼ全て独学で学び、その戦闘技術を確立させた天賦の才の持ち主。型らしい型は無く、ただ無骨で、無駄を極限まで削ぎ落とす精錬された太刀筋をしている。
体術も同様で、剣術とまでは行かずとも素の身体能力が高いため相当の実力を持つ。特筆すべき点は、彼自身に宿った天性のバネと反射神経、それに付随する瞬発力と、気配察知だろう。
彼の反射神経は通常の範囲から頭一つか二つ抜けており、物が落下した際。死角から攻撃が迫った際。普通なら反応出来ないような場面で、驚異的な速度で落下物を掴み、死角からの攻撃を即座に回避する。また、バネについても同じく通常の範疇を超える。長身に似合わず身軽な動きで飛び跳ね、人1人を軽々と飛び越すこともある。力を溜めて瞬間的に爆発させる、という身体の動きを本能で理解しており、発生する威力は成人男性を軽く吹き飛ばすほど。全力を込めるのであれば、恐らくは同サイズの人間を二、三人は纏めて吹き飛ばすことは出来るだろう。
これらから派生する瞬発力は相当なもの。彼の一番の武器は『速さ』であり、正しく韋駄天のようなスピードで戦場を鎮圧する。
彼の気配察知は、ともすれば最も厄介な要因となるやもしれない。そほどまでに驚異的で、異常な精度を誇るのだ。元々の五感が鋭く、音の発生地点、空気の揺れ、体臭、視界内の僅かな違和感と、野性的な直感を頼りに気配を察知している。それに付随した観察眼は、状況を把握し瞬間的な判断を下す一助となっている。
彼のしなやかな獣の如き柔軟性や、相手の力を利用する戦い方にも注目したいところ。体術、剣術ともに受け流しを主軸とし、彼の才能と培った経験を余すこと無く組み合わせたカウンター技への警戒は必須である。
弱点と言えば、防御力が少々心許ないことと、銃器全般との相性が最悪なことだろうか。
彼の武器である『速さ』を最大限引き出すため、彼は防弾チョッキ等の防具を殆ど身に付けない。一般人と比べれば確かにタフであろうが、銃弾を受ければ穴は空くし、刃を受ければ出血する。怪我を無視して根性で無理やり動くことは、まあ割とよくある事である。
銃器関連のことだが、それは彼の武器に銃が無いことが全てを物語っている。現代社会において多用される銃器だが、彼との相性はトコトン最悪の一言である。頻発する弾詰まりは序の口で、暴発した誤射したはデフォルト、辛うじて撃てても見当外れな場所に当たり、仕舞いには握った銃がものの数分でお釈迦になる。セーフティーさえ外さなければ触れられるものの、一度トリガーを引けば大惨事を起こす────所謂「銃器音痴」なのだ。
【備考】
▷好み
◇好き嫌い
like:従妹、子供、根性ある奴、若者が成長する姿、娯楽、料理、酒、煙草、バームクーヘン。
dont:腐り切った大人、神様、束縛、昔の自分。
◇苦手意識があること
年上、背後に立たれること、優柔不断な子供、宗教、眠って見る夢、恋愛。
◇得意不得意
得意:近接戦闘全般、料理、子供の世話、ポーカーフェイス。
不得意:難しい話、厳しい規律、銃器の扱い全般。
◇趣味
妹と過ごすこと、子供の面倒を見ること、運動、料理、晩酌。
▷家族構成
【個人情報を閲覧する場合、パスワードを入力しセキュリティを解除して下さい】
「ンなの確認しなくたって良いだろうが……ッたく」
「居ねェよ。誰も」
▷口調
◇一人称:俺
◇二人称:テメェ、お前さん、アンタ、呼び捨て、○○サン
◇三人称:テメェら、お前ら、アンタら
中国人と日本人の血を持つ所謂ハーフだが、生まれも育ちも日本な為あまり自覚は無い。
ただ自身の「燈実」という名前は少し可愛らしすぎるのではという懸念と、何となく語呂が悪いこと、子供には発音が難しい等を理由に、苗字のみ名乗る又は「柳 (やなぎ)」と名乗っている。……とはいえ、どれだけ建前を並べても、やはり気恥しいと言うのが一番の理由だったりする。
表社会で働く際は基本的に厨房を担当。顔の傷跡はどうしようもない、けれど客を怖がらせたくないと、あまり表には出たがらない。人手が足りない時は仕方なく出るが、なるべく怖い顔をしないよう気をつけて接客している模様。料理の腕は趣味を兼ねていることもありそれなりに。意外と手先が器用で、レシピを見れば大体は作れる。
第一言語は日本語、第二言語は中国語。外国人と接する機会も多いため、その他にも英語やイタリア語、フランス語、スペイン語を日常会話に困らない程度に習得。フランス語とスペイン語はリスニングとリーディングはほぼ完璧にこなせるものの、ライディング(書く)は難しい様子。現在は並行してドイツ語を辞書片手に勉強中。
十四の頃、違法宗教団体から保護され、その流れでアコルドールに所属。共に保護された女児は現在、母方の親戚夫婦に引き取られ、彼は親戚の兄として接している。便宜上妹と表記するが、女児と彼の間に血縁関係は無い。
【SV】
「俺ァ柳。リュウでもヤナギでも、呼びやすい方でいいぜ。お前さん、最近入ったばっかだろ?何かあったら言えよ。こんなンでも先輩だからな、何か力になれンなら協力するよ」
「……名前?ンだよ今更……イヤ、確かに名乗ったこたァねェがよ……んん…………………………笑うンじゃねェーぞ?………燈実。火に登る方の燈に、実る。………ッだァーーー!!!笑うンじゃねェ!!!だから言いたく無かッたンだよ特にテメェには……!」
「応、お疲れさん。早かったじゃねェか。……ほら、座っとけ。最近の夜は冷え込むだろ?温けェもん入れてやるからよ」
「────よォー、兄ちゃん。面白ェことやってんなァ。俺も混ぜてくれや。なァ────楽しかったか?堅気の奴ァ甚振ってよ」


鳥
鳥頭さん (8i1063lj)2022/10/19 22:49削除【 寒空の日へ辿る 】
《なんで、なんでよ…ッ!アンタ、なんの為に生まれてきたのよぉ…!》
――喪服姿の母は、俺の首を絞めながら泣いていた――
■■■
生まれは普通。至って平凡だったらしい。
らしい、と言うのは、俺が生まれる前の話だったから。
父が上司に大失敗の濡れ衣を着せられて追い出されたのは、俺が生まれた直後。
母が古い友人に金を騙し取られ逃げられたと泣き喚いたのは、俺が生後半年の時。
詐欺、借金、冤罪。順風満帆だった筈の生活は、俺がこの世に生れ落ちたのを見計らったかのように崩壊していった。
朝から夜まで休みなく働く毎日。近所からの評判も悪くなって、居場所と言う居場所も無い。それでも両親は生きていた。何も知らずに笑う俺を慈しんで、宝物を守るように育ててくれた。
母方の家族が旅行先で土砂崩れに巻き込まれて亡くなったとしても、父方の祖母が認知症の祖父を刺して捕まっても、愛してくれて。育ててくれて。
俺の四歳の誕生日を迎える一週間前、父と幼稚園から帰宅する際に起こったトラックの暴走で俺だけが生き残ってしまった時。
とうとう母の顔から、お日様のような微笑みが抜け落ちた。
・
六畳のボロアパート。
母が赤ん坊を抱いて家に帰ってきた。
葬式から帰って来たあの時から、母は可笑しくなった。
声をかけても無視したり、逆に手を上げたり。ご飯もあんまり作ってくれなくなった。ただごく稀に、泣きながら何度も謝って、泣き腫らした後に大好きなバームクーヘンをおやつに買ってきてくれて、その日は一日中優しかった。
今日の母さんの機嫌はどうかな。機嫌、良いといいな、なんて。性懲りも無く思いながら、俺は毎日母に話しかける。機嫌がいい母は、昔のお日様のような微笑みを浮かべて、雲のようにふわふわした声で挨拶をしてくれるから。
それでも大半は機嫌が悪くて。おはようと投げかけた言葉に手を振りかざしてくる日はまだいい。一番辛いのは、存在を忘れたかのように挨拶を返してくれない日だった。
暴力を振られるのも、無視されるのも嫌で。そういう日は家を出て、夜になるまで外の子供たちと遊んでいた。
父が亡くなってから引っ越したボロアパートの近くにある公園には、よく子供たちが集まった。大きな子、小さな子。足の速い子、足の遅い子。気の強い子、弱い子。兄弟姉妹の面倒を見てる子、赤ん坊を連れてる子。怪我をしている子、してない子。いろんな子供がいて、いろんな家の事情があって、誰も家の事を話そうとはしなかった。それが、家の中で出来なかった呼吸が出来るくらいには楽だった。自分ひとりじゃないのだと、そう思えたから。
俺はよく、自分より小さな子供の面倒を見ていた。慰め方も、喜ばせ方も、𠮟り方も、上の子供たちの真似をして精一杯面倒を見ていた。何よりも、俺を慕ってくれるのが嬉しかったから。
学校は行っていなかったから、毎日のように小さい子と遊んで”兄”として過ごして来た。
そんなある日のことだったんだ。
なんの前触れも無く、母が腕の中に小さな命を抱えて帰って来たのは。
中絶する金がなかったと、母は忌々し気に言う。
誰とも知らない男の人と、母は夜遅くまで出かけることが多かった。数日家を空けることもあって、その度に噎せ返る程の花の匂いを振り撒いて、元の顔も分からないくらい化粧をして、寒そうなくらい肩や足を出して玄関の扉を閉めて。家に男の人を連れてくることも、時々あった。そういう時は大抵、見たことが無いくらい甘い顔で男の人の腕に縋り付いて、寝室に消えていく。
赤ん坊は、その合間に出来た不注意の産物らしい。
――歓喜が、胸の奥から押し寄せる。
妊娠した途端に姿を消したという赤ん坊の父親に悪態を吐く母は、八つ当たり気味ティッシュ箱を壁に投げた。癇癪が起こってしまう。赤ん坊を抱き上げて、俺は部屋の端っこに蹲る。
ガチャンッ、と皿が割れる音がする。テーブルでもひっくり返したのか、鈍い音と共に振動が床を伝って素足を震わせる。
そっと赤ん坊の顔を見れば、ぷうぷうと寝息を立てて眠っていた。恐ろしい音が沢山しているのに、随分と呑気な寝顔だった。
――嬉しかった。愛おしいと思った。金が無くてよかったとすら思った。
場違いかもしれない。可笑しいのかもしれない。
でも、それでも。確かに俺は、抱えた命の重みに慄いて、感動したんだ。
ぽっこりと腹が膨れていたことに驚いて、思わず声を上げて叩かれたことも。母が死んでしまわないかと、夜も眠れなかったことも。予兆も無く母が昨日の朝から戻ってこなくて、寂しかったことも。全部全部吹き飛んでしまった。
あの公園で”兄”だったから。
血は半分繋がらなくても家族になれることを公園の子供たちから教わっていたから。
母の火遊びで生れ落ちた祝福されない”弟”を、俺は戸惑わず歓迎出来たのかもしれない。
当時11歳。その日、生まれたばかりの弟が出来た。
・
弟はよく笑う子だった。
まだひとり立ちが出来ない弟は、それでも、どうしようもなく無垢で愛おしかった。
俺が手を振れば、手のひらサイズの小さな手をめちゃくちゃに振り回して真似をした。
口元を汚し、零しながら、きゃらきゃらと楽しそうにお粥を頬張っていた。
ひとり立ちに失敗してひっくり返っても、そのままコロコロ転がって笑った。
母は相変わらずだったけど、赤ん坊の弟に手を出すことは決してしなかった。寧ろ粉ミルクやオムツは定期的に買ってきてくれていた。それだけで十分だった。
公園にも連れて行った。公園の子供たちは、生まれたばかりの命にかわいいかわいいと群がって、当の弟はぷうぷう寝息を立てて眠っていた。肝の据わった奴だな、と年上の子供が弟の頬をつついて、俺の頭をぐしゃぐしゃに撫でた。
嬉しかった。嬉しかった。嬉しかったんだ。
弟がいるだけで周りが笑顔になる。母も弟がいる前では俺を叩かなかった。弟の笑う顔がお日様のようだった。
きっと、弟は人を幸せにする天才なんだ。人に愛されて、人を愛する天才なんだと思った。
弟がいれば、母も、公園の子供たちも、きっと幸せになれる。なら、その弟を守るのは俺の役目なのかもしれない。
いらない子だった俺の、生まれた意味かもしれない。
名前が無いのはかわいそうだ、と公園の子供が言ったから、弟に名前を付けた。いつもお日様のような匂いがして、太陽みたいに笑うから、「たいよう」と。
大好きな”たいよう”は、俺の弟だった。
・
《やめて》
《やめて、やめてかあさん。まって。おねがい》
《いい子にするから。もうぜったいわるいことしないから》
《ずっといい子でいるから―――!》
すすり泣き、泣き叫び、縋り付いて、懇願して。
そんな俺を突き飛ばした母は、腕の中で眠る”太陽”を奪い去って。
処刑台で微笑む教祖に、狂った目をして差し出した。
■■■
母が俺と弟を知らない施設に連れて来た。
母が知らない男にペコペコと頭を下げて話している時、手持ち無沙汰な俺はそっと男を見る。
ゾッとするほど綺麗な笑顔を貼り付けた、神父服の男。生気が無いような、人形のように無機質な笑み。そいつが気持ち悪くて、得体の知れない生き物を見ているようで、守るように弟の顔を手で隠した。
やがて会話を切り上げた母は、突っ立ったままだった俺の背中を押して男の前に差し出す。
きょろきょろと、限界まで開いた眼球が忙しなく俺と弟を行き来する。気味の悪さを感じた俺は、弟を強く抱きしめて身を引く。暫くすれば、男は満足げに頷いた。
《ええ、ええ、素晴らしい。どちらも我が神に相応しいものですよ、柳さん》
《本当ですか!ああ、よかった。これで私は報われるのですね?》
《ええ、ええ、勿論。我らが神は寛容であり慈悲深い。貴女は必ず報われますよ》
《ああ…!》
母は泣いていた。
泣いているのに、なんだか笑っているように見えた。
・
《捧げよ、捧げよ》
《我らが神に捧げよ》
《供物を。捧げ物を》
《幼き命を、神の御子を》
《さすれば、我らは救われるであろう》
朗々と告げられたその声は、歓喜に満ちていて。太陽の泣き声をかき消していく。
小さな、小さな、俺の弟は、散々悲鳴を上げていて。伸ばした手は届かなくて。
そうして、大きな祭壇の上で、弟は柔い腹を切り裂かれた。
・
”捧げ物”の夜泣きに、パチリと目を覚ました。
月明かりが差し込む深夜。”捧げ物”を管理するケージの一つに、力一杯の泣き声が響く。
体を預けて眠っていた壁から素早く立ち上がり、掛けていた一枚の毛布を蹴飛ばしてケージに近づく。小さな体を優しく取り出して、トントンと背中を撫でてあやし始めた。
他の世話係たちは起きない。今日の昼間、俺以外の世話係は不機嫌だった教祖様に厳しい折檻を受けていたから、体力を消耗しているのだ。
俺はこの中じゃ一番年下で、一番チビだから、他の奴らが隠してくれた。だからせめて、今夜の世話は自分が引き受けることにしたのだ。
ゆらゆら。ゆらゆら。背を撫でながら揺れるけど、”捧げ物”は泣き止まない。このままだと他の奴らや”捧げ物”たちが起きてしまう。
仕方なしに、俺は夜泣きする”捧げ物”を施設の外に連れ出した。
笑顔を貼り付けた気味の悪いあの男は、ここの教祖様だったらしい。
母は”捧げ物”をしたから、ここの偉い人——使徒とやらになったらしい。教祖様は俺を世話係と呼んで、ケージに入れられた沢山の赤子を”捧げ物”と呼んで、世話をするように言った。
俺以外にも世話係と呼ばれる子供たちはいた。全員が俺より年上で、18歳の成人までここで”捧げ物”を育てて、”カミサマ”に献上して、成人するとゼンセの罪が償える。償った後は、教祖様に報いるために”捧げ物”を沢山産むんだと笑って教えてくれた。
まるで、それが当たり前みたいに。ゼンセで罪を犯した自分たちが悪くて、だから虐げられるのも当然なんだと、笑って。
分からなかった。分かりたくなかった。
弟を差し出した母は笑っていた。それが正しいと肯定して、教祖様は微笑んだ。教育してやるから有難く思えと汚い笑い声を上げて、信者や使徒の人々は熱した鉄の棒を押し付けてきた。痛くて、苦しくて、辛くて、悲しいのに、世話係たちは不思議な顔で首を傾げていた。
俺一人が、可笑しかった。あの空間で俺だけが、異物だったんだ。
どうしようもなく怖かった。
異常なことなのに、それを当然だと思い込む事に吐き気を催した。
公園の子供たちが恋しくて恋しくて、ここ最近ずっと夢に見る。楽しかった日々を、愛おしい日々を夢に見て、目が覚めたらそれが幻想だと知って、堪らなく叫び出したかった。
何度も何度も、教祖様やカミサマを崇める言葉を復唱した。言わないと、崇めないと、肯定しないと、酷く折檻されるから。刷り込まれそうになる異常を、それでもどうにか拒絶したくて、頭が可笑しくなりかけながらあの日々を思い出して頭の中で何度も否定した。
痛いのも、辛いのも、気持ち悪いのも嫌だった。誰かに助けを求めて外に出ようとしても、施設の周りには何もなかった。ただただ、深くて暗い山の中だった。飲み込まれてしまいそうな、深い深い闇に足が竦んで、どうしてもその先が踏み出せなかった。
月に何度も減っていく赤ん坊を見るのが苦痛だった。月に何度も祭壇に行かされて、腹を裂かれる赤ん坊を見つめるしかないのが辛かった。信者たちに囲まれて、歓喜の声にかき消され、徐々に消えていく悲鳴が嫌いだった。
いつしか生臭いものが食べられなくなった。温かい食べ物が赤ん坊の流した血のようで、何度も戻してしまった。世話をする手が震えた。手のひらが真っ赤になっていくようだった。自分の手が刃物のように見えた。
――でも、何より怖かったのは。
・
外はひんやりと冷たい空気を纏っていた。
未だ泣き止まない赤ん坊の毛布をしっかり掛けて、凍えないように、体温を分け与えるように抱きしめて揺れ始める。
この時間は誰も起きて来ない。信者も、教祖様も、この時間は俺たち世話係以外は誰も知らない。ここで”捧げ物”をあやすんだと、来年成人を迎える世話係が教えてくれた。
《――でんでらりゅうば、でてくるばってん》
ゆぅらり、ゆらゆら。公園の子供たちに教えてもらった童話の唄。
子守歌なんて知らなかったから、代わりに教えてもらった童話の唄をその日の気分で選んで歌う。
弟は、何故だかこの唄を歌うと泣いてしまった。公園の子供たちとはよく歌ったのに、弟だけがこの唄で泣いてしまった。
《でんでられんけん でーんてこんけん》
腕の中の赤ん坊は、先月連れて来られたばかりだった。
生後半年もしない女の子。俺は新人だけど、赤子の世話が上手いらしいから、生まれたばかりの”捧げ物”も任せてられた。
《こんこられんけん こられられんけん》
赤ん坊は、この唄が好きだった。
夜泣きをしても、この唄を歌えばすぐに泣き止んだ。
代わりにいつも、きゃあきゃあと笑って、手を伸ばしてくるのだ。
《こーんこん》
きゃあ、と歓声を上げる赤ん坊。まあるい目をきらきら輝かせて、柔らかく笑う。
何が面白いのだろうと、いつも思うのだ。ただの唄なのに、なにをそんなに楽しめるのか。
もう一回、もう一回、と催促するように手を伸ばす赤ん坊。小さく笑ったあと、俺はそのアンコールに応える。
《でんでらりゅうば でてくるばってん》
《でんでられんけん でーんてこんけん》
きゃあきゃあ。可愛らしく笑う、愛おしい命。
日溜まりを体現したように笑う、”捧げ物”と呼ばれた女の子。
カミサマとか、信者とか、”捧げ物”だとか。くだらない、あって良い筈のないことで、死ぬことを運命づけられた小さな子ども。温かくて、やわらかくて、甘い匂いのする。
生贄。
《こんこられんけん こられられんけん》
嗚呼、
《こーん、こん》
しなせたくない、な。
「あーぅ」
紅葉の手が、頬に触れる。
ぱたぱた。痛くもないその手は、生暖かく濡れていた。
《、ぁ》
「あぶぶ」
笑っていたはずの赤ん坊は、伝う涙を拭うように頬を叩く。
それでも拭い切れるわけもなく、ぽたぽたと涙は赤ん坊の上に落ちていく。
その涙を不思議そうに、けれど変わらずぱたぱた叩いていた。
《―――っ》
かくり、力が入らなくなって蹲る。拍子に飛んだ雫が地面に斑点模様を作った。
ぽろぽろ。ぼたぼたと、頬を伝った涙が落ちる。赤ん坊の、地面の上に降る。
低い唸り声が聞こえる。どこからか、がたがたと震える叫び声が聞こえる。
抱きしめた赤ん坊だけが暖かくて、その温度に縋りつくしかなかった。
滲んだ視界で、バケツをひっくり返したような雨が降っていた。
震えて歪んだ口から、絞り出すような嗚咽が吐き出されていた。
獣みたいだ、と。心の中で他人事にように思った。
■■■
死にたくなかった。死にたかった。
相反する感情が常にぶつかり合ってて、息が詰まりそうだった。
生まれた赤ん坊を世話して、自ら処刑台に送り出す。正気の沙汰じゃない。正気じゃいられない。狂気的な環状連鎖から抜け出したくて、でも逃げ出したらどんな仕打ちを受けるかわからなくて。
結局、俺が何よりも怖かったのは、あの日泣き叫ぶ弟の声を最期の最後まで黙殺した教祖様だった。
弟のように殺されるのがただただ恐ろしかった。だから目を閉じて、耳を塞いだ。ただ言われたからと言い訳をして、死にたくないと命の限り叫んだ子供たちを見て見ぬふりをした。異常な信徒たちに紛れ込んで、全てを無駄にしてきた。
人じゃない。こんなの人じゃない。俺はヒトじゃない。
俺は、きっと、人でなしだ。
でも、それでも。
ヒトじゃなくて良いから。
どうか、この子だけでも死なせたくないと、そう夢を見ることは赦されるのか。
・
《貴様!くそ…っ信者よ!あの穢き悪魔を殺せ!!”捧げ物”を取り戻せ!!》
その糾弾を背に、人でなしは深い木々の檻を駆け下りた。
冷たい灰雪が背中を押すように強く吹雪いた。
■■■
《明日。その”捧げ物”を献上する》
西日に差し掛かる飼育室。
準備をしろ、と冷たく放たれた言葉に背筋が凍った。
何と答えたのか、俺は覚えていなかった。
年の近い世話係が心配そうに声をかけてくる中、俺はただ首を振って、大丈夫だと笑った。
不思議そうにこちらを見上げる赤ん坊が手を伸ばす。その手を柔く握ると、赤ん坊はきゃあと花咲くように笑った。
ああ、腹を括らないと。
▢▢▢
《おねがいします》
《この子を、たすけてください》
《なんでもする。おれのこと、すきにしていいから》
《この子はだけは、どうか》
凍るような冬の日だった。
六花が舞い踊る寒空の下。
小さな子供――否、
小さな獣は、地に蹲りながら、乞い願った。
《おねがいします》
血に塗れ、鬱血に塗れた褐色肌。
石を投げられ、棒で殴られて、殺されかけて。それでも止めず走り続けた足の裏は、険しい山道でズタズタになった。
刃物で切り付けられた顔は、今も激しい痛みが襲っているはずだ。地面に擦り付けていれば、なおさら。
強引に切られたのだろうか、長い髪の一部はすっぱりと切り取られ、その合間から見える片足は酷く腫れていた。
あまりにも哀れだった。命乞いとさえ思った。
けれど――しかし。
《おれのことは、ころしてもいい、から、》
咆哮するような、
泣き叫ぶような、
命を吐き捨てるような、その姿。
慟哭と言うには静かすぎた。命乞いと見るには必死すぎた。
我武者羅と思うには理性的で。哀れと呼ぶには高潔だった。
たった一人、たった一匹に、気圧されない者は、一体どれほど居るのだろう。
《この子を、たすけて》
手負いの獣は、血反吐を吐くように懇願した。
蹲った腹の下で眠る愛おしい赤子の未来を願う。どうか、この子の将来が明るいものでありますようにと、心の底から祈る。
静謐な暗闇にひとり意識を溶かす、その寸前。
ふと頭を過ぎった記憶は、とても、とても幸福で。
ほんの少しの憧憬と羨望を滲ませながら、冷たい眠気に身を委ねた。
《なんで、なんでよ…ッ!アンタ、なんの為に生まれてきたのよぉ…!》
――喪服姿の母は、俺の首を絞めながら泣いていた――
■■■
生まれは普通。至って平凡だったらしい。
らしい、と言うのは、俺が生まれる前の話だったから。
父が上司に大失敗の濡れ衣を着せられて追い出されたのは、俺が生まれた直後。
母が古い友人に金を騙し取られ逃げられたと泣き喚いたのは、俺が生後半年の時。
詐欺、借金、冤罪。順風満帆だった筈の生活は、俺がこの世に生れ落ちたのを見計らったかのように崩壊していった。
朝から夜まで休みなく働く毎日。近所からの評判も悪くなって、居場所と言う居場所も無い。それでも両親は生きていた。何も知らずに笑う俺を慈しんで、宝物を守るように育ててくれた。
母方の家族が旅行先で土砂崩れに巻き込まれて亡くなったとしても、父方の祖母が認知症の祖父を刺して捕まっても、愛してくれて。育ててくれて。
俺の四歳の誕生日を迎える一週間前、父と幼稚園から帰宅する際に起こったトラックの暴走で俺だけが生き残ってしまった時。
とうとう母の顔から、お日様のような微笑みが抜け落ちた。
・
六畳のボロアパート。
母が赤ん坊を抱いて家に帰ってきた。
葬式から帰って来たあの時から、母は可笑しくなった。
声をかけても無視したり、逆に手を上げたり。ご飯もあんまり作ってくれなくなった。ただごく稀に、泣きながら何度も謝って、泣き腫らした後に大好きなバームクーヘンをおやつに買ってきてくれて、その日は一日中優しかった。
今日の母さんの機嫌はどうかな。機嫌、良いといいな、なんて。性懲りも無く思いながら、俺は毎日母に話しかける。機嫌がいい母は、昔のお日様のような微笑みを浮かべて、雲のようにふわふわした声で挨拶をしてくれるから。
それでも大半は機嫌が悪くて。おはようと投げかけた言葉に手を振りかざしてくる日はまだいい。一番辛いのは、存在を忘れたかのように挨拶を返してくれない日だった。
暴力を振られるのも、無視されるのも嫌で。そういう日は家を出て、夜になるまで外の子供たちと遊んでいた。
父が亡くなってから引っ越したボロアパートの近くにある公園には、よく子供たちが集まった。大きな子、小さな子。足の速い子、足の遅い子。気の強い子、弱い子。兄弟姉妹の面倒を見てる子、赤ん坊を連れてる子。怪我をしている子、してない子。いろんな子供がいて、いろんな家の事情があって、誰も家の事を話そうとはしなかった。それが、家の中で出来なかった呼吸が出来るくらいには楽だった。自分ひとりじゃないのだと、そう思えたから。
俺はよく、自分より小さな子供の面倒を見ていた。慰め方も、喜ばせ方も、𠮟り方も、上の子供たちの真似をして精一杯面倒を見ていた。何よりも、俺を慕ってくれるのが嬉しかったから。
学校は行っていなかったから、毎日のように小さい子と遊んで”兄”として過ごして来た。
そんなある日のことだったんだ。
なんの前触れも無く、母が腕の中に小さな命を抱えて帰って来たのは。
中絶する金がなかったと、母は忌々し気に言う。
誰とも知らない男の人と、母は夜遅くまで出かけることが多かった。数日家を空けることもあって、その度に噎せ返る程の花の匂いを振り撒いて、元の顔も分からないくらい化粧をして、寒そうなくらい肩や足を出して玄関の扉を閉めて。家に男の人を連れてくることも、時々あった。そういう時は大抵、見たことが無いくらい甘い顔で男の人の腕に縋り付いて、寝室に消えていく。
赤ん坊は、その合間に出来た不注意の産物らしい。
――歓喜が、胸の奥から押し寄せる。
妊娠した途端に姿を消したという赤ん坊の父親に悪態を吐く母は、八つ当たり気味ティッシュ箱を壁に投げた。癇癪が起こってしまう。赤ん坊を抱き上げて、俺は部屋の端っこに蹲る。
ガチャンッ、と皿が割れる音がする。テーブルでもひっくり返したのか、鈍い音と共に振動が床を伝って素足を震わせる。
そっと赤ん坊の顔を見れば、ぷうぷうと寝息を立てて眠っていた。恐ろしい音が沢山しているのに、随分と呑気な寝顔だった。
――嬉しかった。愛おしいと思った。金が無くてよかったとすら思った。
場違いかもしれない。可笑しいのかもしれない。
でも、それでも。確かに俺は、抱えた命の重みに慄いて、感動したんだ。
ぽっこりと腹が膨れていたことに驚いて、思わず声を上げて叩かれたことも。母が死んでしまわないかと、夜も眠れなかったことも。予兆も無く母が昨日の朝から戻ってこなくて、寂しかったことも。全部全部吹き飛んでしまった。
あの公園で”兄”だったから。
血は半分繋がらなくても家族になれることを公園の子供たちから教わっていたから。
母の火遊びで生れ落ちた祝福されない”弟”を、俺は戸惑わず歓迎出来たのかもしれない。
当時11歳。その日、生まれたばかりの弟が出来た。
・
弟はよく笑う子だった。
まだひとり立ちが出来ない弟は、それでも、どうしようもなく無垢で愛おしかった。
俺が手を振れば、手のひらサイズの小さな手をめちゃくちゃに振り回して真似をした。
口元を汚し、零しながら、きゃらきゃらと楽しそうにお粥を頬張っていた。
ひとり立ちに失敗してひっくり返っても、そのままコロコロ転がって笑った。
母は相変わらずだったけど、赤ん坊の弟に手を出すことは決してしなかった。寧ろ粉ミルクやオムツは定期的に買ってきてくれていた。それだけで十分だった。
公園にも連れて行った。公園の子供たちは、生まれたばかりの命にかわいいかわいいと群がって、当の弟はぷうぷう寝息を立てて眠っていた。肝の据わった奴だな、と年上の子供が弟の頬をつついて、俺の頭をぐしゃぐしゃに撫でた。
嬉しかった。嬉しかった。嬉しかったんだ。
弟がいるだけで周りが笑顔になる。母も弟がいる前では俺を叩かなかった。弟の笑う顔がお日様のようだった。
きっと、弟は人を幸せにする天才なんだ。人に愛されて、人を愛する天才なんだと思った。
弟がいれば、母も、公園の子供たちも、きっと幸せになれる。なら、その弟を守るのは俺の役目なのかもしれない。
いらない子だった俺の、生まれた意味かもしれない。
名前が無いのはかわいそうだ、と公園の子供が言ったから、弟に名前を付けた。いつもお日様のような匂いがして、太陽みたいに笑うから、「たいよう」と。
大好きな”たいよう”は、俺の弟だった。
・
《やめて》
《やめて、やめてかあさん。まって。おねがい》
《いい子にするから。もうぜったいわるいことしないから》
《ずっといい子でいるから―――!》
すすり泣き、泣き叫び、縋り付いて、懇願して。
そんな俺を突き飛ばした母は、腕の中で眠る”太陽”を奪い去って。
処刑台で微笑む教祖に、狂った目をして差し出した。
■■■
母が俺と弟を知らない施設に連れて来た。
母が知らない男にペコペコと頭を下げて話している時、手持ち無沙汰な俺はそっと男を見る。
ゾッとするほど綺麗な笑顔を貼り付けた、神父服の男。生気が無いような、人形のように無機質な笑み。そいつが気持ち悪くて、得体の知れない生き物を見ているようで、守るように弟の顔を手で隠した。
やがて会話を切り上げた母は、突っ立ったままだった俺の背中を押して男の前に差し出す。
きょろきょろと、限界まで開いた眼球が忙しなく俺と弟を行き来する。気味の悪さを感じた俺は、弟を強く抱きしめて身を引く。暫くすれば、男は満足げに頷いた。
《ええ、ええ、素晴らしい。どちらも我が神に相応しいものですよ、柳さん》
《本当ですか!ああ、よかった。これで私は報われるのですね?》
《ええ、ええ、勿論。我らが神は寛容であり慈悲深い。貴女は必ず報われますよ》
《ああ…!》
母は泣いていた。
泣いているのに、なんだか笑っているように見えた。
・
《捧げよ、捧げよ》
《我らが神に捧げよ》
《供物を。捧げ物を》
《幼き命を、神の御子を》
《さすれば、我らは救われるであろう》
朗々と告げられたその声は、歓喜に満ちていて。太陽の泣き声をかき消していく。
小さな、小さな、俺の弟は、散々悲鳴を上げていて。伸ばした手は届かなくて。
そうして、大きな祭壇の上で、弟は柔い腹を切り裂かれた。
・
”捧げ物”の夜泣きに、パチリと目を覚ました。
月明かりが差し込む深夜。”捧げ物”を管理するケージの一つに、力一杯の泣き声が響く。
体を預けて眠っていた壁から素早く立ち上がり、掛けていた一枚の毛布を蹴飛ばしてケージに近づく。小さな体を優しく取り出して、トントンと背中を撫でてあやし始めた。
他の世話係たちは起きない。今日の昼間、俺以外の世話係は不機嫌だった教祖様に厳しい折檻を受けていたから、体力を消耗しているのだ。
俺はこの中じゃ一番年下で、一番チビだから、他の奴らが隠してくれた。だからせめて、今夜の世話は自分が引き受けることにしたのだ。
ゆらゆら。ゆらゆら。背を撫でながら揺れるけど、”捧げ物”は泣き止まない。このままだと他の奴らや”捧げ物”たちが起きてしまう。
仕方なしに、俺は夜泣きする”捧げ物”を施設の外に連れ出した。
笑顔を貼り付けた気味の悪いあの男は、ここの教祖様だったらしい。
母は”捧げ物”をしたから、ここの偉い人——使徒とやらになったらしい。教祖様は俺を世話係と呼んで、ケージに入れられた沢山の赤子を”捧げ物”と呼んで、世話をするように言った。
俺以外にも世話係と呼ばれる子供たちはいた。全員が俺より年上で、18歳の成人までここで”捧げ物”を育てて、”カミサマ”に献上して、成人するとゼンセの罪が償える。償った後は、教祖様に報いるために”捧げ物”を沢山産むんだと笑って教えてくれた。
まるで、それが当たり前みたいに。ゼンセで罪を犯した自分たちが悪くて、だから虐げられるのも当然なんだと、笑って。
分からなかった。分かりたくなかった。
弟を差し出した母は笑っていた。それが正しいと肯定して、教祖様は微笑んだ。教育してやるから有難く思えと汚い笑い声を上げて、信者や使徒の人々は熱した鉄の棒を押し付けてきた。痛くて、苦しくて、辛くて、悲しいのに、世話係たちは不思議な顔で首を傾げていた。
俺一人が、可笑しかった。あの空間で俺だけが、異物だったんだ。
どうしようもなく怖かった。
異常なことなのに、それを当然だと思い込む事に吐き気を催した。
公園の子供たちが恋しくて恋しくて、ここ最近ずっと夢に見る。楽しかった日々を、愛おしい日々を夢に見て、目が覚めたらそれが幻想だと知って、堪らなく叫び出したかった。
何度も何度も、教祖様やカミサマを崇める言葉を復唱した。言わないと、崇めないと、肯定しないと、酷く折檻されるから。刷り込まれそうになる異常を、それでもどうにか拒絶したくて、頭が可笑しくなりかけながらあの日々を思い出して頭の中で何度も否定した。
痛いのも、辛いのも、気持ち悪いのも嫌だった。誰かに助けを求めて外に出ようとしても、施設の周りには何もなかった。ただただ、深くて暗い山の中だった。飲み込まれてしまいそうな、深い深い闇に足が竦んで、どうしてもその先が踏み出せなかった。
月に何度も減っていく赤ん坊を見るのが苦痛だった。月に何度も祭壇に行かされて、腹を裂かれる赤ん坊を見つめるしかないのが辛かった。信者たちに囲まれて、歓喜の声にかき消され、徐々に消えていく悲鳴が嫌いだった。
いつしか生臭いものが食べられなくなった。温かい食べ物が赤ん坊の流した血のようで、何度も戻してしまった。世話をする手が震えた。手のひらが真っ赤になっていくようだった。自分の手が刃物のように見えた。
――でも、何より怖かったのは。
・
外はひんやりと冷たい空気を纏っていた。
未だ泣き止まない赤ん坊の毛布をしっかり掛けて、凍えないように、体温を分け与えるように抱きしめて揺れ始める。
この時間は誰も起きて来ない。信者も、教祖様も、この時間は俺たち世話係以外は誰も知らない。ここで”捧げ物”をあやすんだと、来年成人を迎える世話係が教えてくれた。
《――でんでらりゅうば、でてくるばってん》
ゆぅらり、ゆらゆら。公園の子供たちに教えてもらった童話の唄。
子守歌なんて知らなかったから、代わりに教えてもらった童話の唄をその日の気分で選んで歌う。
弟は、何故だかこの唄を歌うと泣いてしまった。公園の子供たちとはよく歌ったのに、弟だけがこの唄で泣いてしまった。
《でんでられんけん でーんてこんけん》
腕の中の赤ん坊は、先月連れて来られたばかりだった。
生後半年もしない女の子。俺は新人だけど、赤子の世話が上手いらしいから、生まれたばかりの”捧げ物”も任せてられた。
《こんこられんけん こられられんけん》
赤ん坊は、この唄が好きだった。
夜泣きをしても、この唄を歌えばすぐに泣き止んだ。
代わりにいつも、きゃあきゃあと笑って、手を伸ばしてくるのだ。
《こーんこん》
きゃあ、と歓声を上げる赤ん坊。まあるい目をきらきら輝かせて、柔らかく笑う。
何が面白いのだろうと、いつも思うのだ。ただの唄なのに、なにをそんなに楽しめるのか。
もう一回、もう一回、と催促するように手を伸ばす赤ん坊。小さく笑ったあと、俺はそのアンコールに応える。
《でんでらりゅうば でてくるばってん》
《でんでられんけん でーんてこんけん》
きゃあきゃあ。可愛らしく笑う、愛おしい命。
日溜まりを体現したように笑う、”捧げ物”と呼ばれた女の子。
カミサマとか、信者とか、”捧げ物”だとか。くだらない、あって良い筈のないことで、死ぬことを運命づけられた小さな子ども。温かくて、やわらかくて、甘い匂いのする。
生贄。
《こんこられんけん こられられんけん》
嗚呼、
《こーん、こん》
しなせたくない、な。
「あーぅ」
紅葉の手が、頬に触れる。
ぱたぱた。痛くもないその手は、生暖かく濡れていた。
《、ぁ》
「あぶぶ」
笑っていたはずの赤ん坊は、伝う涙を拭うように頬を叩く。
それでも拭い切れるわけもなく、ぽたぽたと涙は赤ん坊の上に落ちていく。
その涙を不思議そうに、けれど変わらずぱたぱた叩いていた。
《―――っ》
かくり、力が入らなくなって蹲る。拍子に飛んだ雫が地面に斑点模様を作った。
ぽろぽろ。ぼたぼたと、頬を伝った涙が落ちる。赤ん坊の、地面の上に降る。
低い唸り声が聞こえる。どこからか、がたがたと震える叫び声が聞こえる。
抱きしめた赤ん坊だけが暖かくて、その温度に縋りつくしかなかった。
滲んだ視界で、バケツをひっくり返したような雨が降っていた。
震えて歪んだ口から、絞り出すような嗚咽が吐き出されていた。
獣みたいだ、と。心の中で他人事にように思った。
■■■
死にたくなかった。死にたかった。
相反する感情が常にぶつかり合ってて、息が詰まりそうだった。
生まれた赤ん坊を世話して、自ら処刑台に送り出す。正気の沙汰じゃない。正気じゃいられない。狂気的な環状連鎖から抜け出したくて、でも逃げ出したらどんな仕打ちを受けるかわからなくて。
結局、俺が何よりも怖かったのは、あの日泣き叫ぶ弟の声を最期の最後まで黙殺した教祖様だった。
弟のように殺されるのがただただ恐ろしかった。だから目を閉じて、耳を塞いだ。ただ言われたからと言い訳をして、死にたくないと命の限り叫んだ子供たちを見て見ぬふりをした。異常な信徒たちに紛れ込んで、全てを無駄にしてきた。
人じゃない。こんなの人じゃない。俺はヒトじゃない。
俺は、きっと、人でなしだ。
でも、それでも。
ヒトじゃなくて良いから。
どうか、この子だけでも死なせたくないと、そう夢を見ることは赦されるのか。
・
《貴様!くそ…っ信者よ!あの穢き悪魔を殺せ!!”捧げ物”を取り戻せ!!》
その糾弾を背に、人でなしは深い木々の檻を駆け下りた。
冷たい灰雪が背中を押すように強く吹雪いた。
■■■
《明日。その”捧げ物”を献上する》
西日に差し掛かる飼育室。
準備をしろ、と冷たく放たれた言葉に背筋が凍った。
何と答えたのか、俺は覚えていなかった。
年の近い世話係が心配そうに声をかけてくる中、俺はただ首を振って、大丈夫だと笑った。
不思議そうにこちらを見上げる赤ん坊が手を伸ばす。その手を柔く握ると、赤ん坊はきゃあと花咲くように笑った。
ああ、腹を括らないと。
▢▢▢
《おねがいします》
《この子を、たすけてください》
《なんでもする。おれのこと、すきにしていいから》
《この子はだけは、どうか》
凍るような冬の日だった。
六花が舞い踊る寒空の下。
小さな子供――否、
小さな獣は、地に蹲りながら、乞い願った。
《おねがいします》
血に塗れ、鬱血に塗れた褐色肌。
石を投げられ、棒で殴られて、殺されかけて。それでも止めず走り続けた足の裏は、険しい山道でズタズタになった。
刃物で切り付けられた顔は、今も激しい痛みが襲っているはずだ。地面に擦り付けていれば、なおさら。
強引に切られたのだろうか、長い髪の一部はすっぱりと切り取られ、その合間から見える片足は酷く腫れていた。
あまりにも哀れだった。命乞いとさえ思った。
けれど――しかし。
《おれのことは、ころしてもいい、から、》
咆哮するような、
泣き叫ぶような、
命を吐き捨てるような、その姿。
慟哭と言うには静かすぎた。命乞いと見るには必死すぎた。
我武者羅と思うには理性的で。哀れと呼ぶには高潔だった。
たった一人、たった一匹に、気圧されない者は、一体どれほど居るのだろう。
《この子を、たすけて》
手負いの獣は、血反吐を吐くように懇願した。
蹲った腹の下で眠る愛おしい赤子の未来を願う。どうか、この子の将来が明るいものでありますようにと、心の底から祈る。
静謐な暗闇にひとり意識を溶かす、その寸前。
ふと頭を過ぎった記憶は、とても、とても幸福で。
ほんの少しの憧憬と羨望を滲ませながら、冷たい眠気に身を委ねた。

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返信1
冬
冬城さん (8hyi43xq)2022/10/17 20:08 (No.37075)削除【名前】鷹瀬 透 (たかせ とおる)
【年齢】26
【性別】男
【容姿】背中まで伸びる長い髪は、質の良い濡羽色。品良く一本に纏めて結び、手入れも欠かさない。緑のカラコンを好んで使うが、本来は髪と同じく濡羽の目をしている。陶器のように真っ白な肌が特徴的。日に焼けにくいそうだ。顔立ちは端整なのだが、そこはかとなく胡散臭い雰囲気を感じる。また、運動を好む上に普段からよく動き回るので、しなやかに引き締まったバランスの良い体躯を持つ。身長はだいたい176cm。
場所によって服装は変わるが、どこに行ってもまぁ失礼ではないだろう代表のスーツを好んで着る。もはや普段着。お洒落?知らんな。一応伸縮性のあるスーツを選ぶようには心掛けているものの、意味があるのかどうかは不明。手が汚れるので黒い手袋は必須。
【性格】かなりろくでもない人間。部下の失態を許したことは一度もなく、死んだ人間を弔うこともなく、弱い者に慈悲をかけることもない。残った者で前に進めば、それでいいじゃないですか。協調性なんて辞書になく、ともすれば個人主義のようにも見える。
物事に対するやる気や根気が足りず、何に対しても微妙に倦厭気味。いつもダウナーな雰囲気を崩さない。加えて、頭の回転は早いが学が無く、他者の趣味に理解が及ばないこともしばしば。飽きて冷めやすく、これといった趣味は無い。そのくせ嫌味に関する火力が高く、常に火の玉ストレート……と、人間の「嫌な奴」要素を詰め込んだような気質をしている。付き合うには気力が要る。カモ。
そんな鷹瀬が興味を示すのは、美味しい食べ物(特に関東品や海外品)。食い道楽に対する興味はあるので、珍味や美味を教えてもらうと喜んだりする。ちなみに、関西品は「たくさん知ってますので」とのこと。なるべく東や海外の美味が知りたいらしい。
珍しく(?)敬語を使って話す。とはいってもこのろくでもねぇ性格を何とか取り繕おうとした結果に過ぎないので「頭足りねぇんじゃないんですか」だの「アンタじゃ無理だつってんでしょう。退きなさい」だの、乱暴なのか丁寧なのか中途半端。柏原組の前ではたまに関西弁が出る。
厭世家で人嫌い。何かを信用することは稀。
【武器】拳銃、ショットガンを筆頭に、数々の銃器
【所属】裏社会
【役職】柏原組 / 幹部
【戦闘能力】身体能力、中でも脚力に優れる。単純な足技の火力、脚の速さ、ジャンプ力、追跡能力など、脚を使う技能ならばどれを取っても一級品。屋根の上を走ったり、空中回し蹴りもお手の物。脚を使った攻撃の破壊力も凄まじく、脚技で暴れさせれば周囲の壊滅は免れないだろう。距離があったとしても周囲の障害物を渡って一瞬で距離を詰めてくるため、鷹瀬から逃げるなら先ず脚を潰した方が安心。走れる限りどこまでも追っかけてくるので。
銃器の取り扱いにも長け、射撃精度はまあまあ高め。ゼロ距離ショットガン、ヘッドショットとある程度の技なら外すことはそうそう無い。
弱点は腕力であり、脚力と引き換えたんですか?というくらい腕の力が雑魚。腕力勝負に持ち込まれるとだいたい負ける。ので、そうなりそうな気配を感じると颯爽と逃げてしまう。
【年齢】26
【性別】男
【容姿】背中まで伸びる長い髪は、質の良い濡羽色。品良く一本に纏めて結び、手入れも欠かさない。緑のカラコンを好んで使うが、本来は髪と同じく濡羽の目をしている。陶器のように真っ白な肌が特徴的。日に焼けにくいそうだ。顔立ちは端整なのだが、そこはかとなく胡散臭い雰囲気を感じる。また、運動を好む上に普段からよく動き回るので、しなやかに引き締まったバランスの良い体躯を持つ。身長はだいたい176cm。
場所によって服装は変わるが、どこに行ってもまぁ失礼ではないだろう代表のスーツを好んで着る。もはや普段着。お洒落?知らんな。一応伸縮性のあるスーツを選ぶようには心掛けているものの、意味があるのかどうかは不明。手が汚れるので黒い手袋は必須。
【性格】かなりろくでもない人間。部下の失態を許したことは一度もなく、死んだ人間を弔うこともなく、弱い者に慈悲をかけることもない。残った者で前に進めば、それでいいじゃないですか。協調性なんて辞書になく、ともすれば個人主義のようにも見える。
物事に対するやる気や根気が足りず、何に対しても微妙に倦厭気味。いつもダウナーな雰囲気を崩さない。加えて、頭の回転は早いが学が無く、他者の趣味に理解が及ばないこともしばしば。飽きて冷めやすく、これといった趣味は無い。そのくせ嫌味に関する火力が高く、常に火の玉ストレート……と、人間の「嫌な奴」要素を詰め込んだような気質をしている。付き合うには気力が要る。カモ。
そんな鷹瀬が興味を示すのは、美味しい食べ物(特に関東品や海外品)。食い道楽に対する興味はあるので、珍味や美味を教えてもらうと喜んだりする。ちなみに、関西品は「たくさん知ってますので」とのこと。なるべく東や海外の美味が知りたいらしい。
珍しく(?)敬語を使って話す。とはいってもこのろくでもねぇ性格を何とか取り繕おうとした結果に過ぎないので「頭足りねぇんじゃないんですか」だの「アンタじゃ無理だつってんでしょう。退きなさい」だの、乱暴なのか丁寧なのか中途半端。柏原組の前ではたまに関西弁が出る。
厭世家で人嫌い。何かを信用することは稀。
【武器】拳銃、ショットガンを筆頭に、数々の銃器
【所属】裏社会
【役職】柏原組 / 幹部
【戦闘能力】身体能力、中でも脚力に優れる。単純な足技の火力、脚の速さ、ジャンプ力、追跡能力など、脚を使う技能ならばどれを取っても一級品。屋根の上を走ったり、空中回し蹴りもお手の物。脚を使った攻撃の破壊力も凄まじく、脚技で暴れさせれば周囲の壊滅は免れないだろう。距離があったとしても周囲の障害物を渡って一瞬で距離を詰めてくるため、鷹瀬から逃げるなら先ず脚を潰した方が安心。走れる限りどこまでも追っかけてくるので。
銃器の取り扱いにも長け、射撃精度はまあまあ高め。ゼロ距離ショットガン、ヘッドショットとある程度の技なら外すことはそうそう無い。
弱点は腕力であり、脚力と引き換えたんですか?というくらい腕の力が雑魚。腕力勝負に持ち込まれるとだいたい負ける。ので、そうなりそうな気配を感じると颯爽と逃げてしまう。

冬
冬城さん (8hyi43xq)2022/10/19 18:28削除【過去】犯罪スレスレの稼業を繰り返す、ろくでもない親の元に産まれた。借金取りに追われ、逃げ、仕事を変えての繰り返し。金が無ければ家もなく、学校にもまともに行けず。鷹瀬の学力が止まっていることや、常識に疎い面はこの辺りに起因する。
しかし透としては、別に親を恨んではいなかった。そりゃ良い人間ではなかったけれど、透にとっては、一緒に生きていたいと思う人たちだったのだ。
けれど彼はある日、突然、親に捨てられた。
なぜかは知らない。
ある日親はいなくなり、帰ってこなくなった。
帰ってくると頭を撫でた父親も、待っててねと笑った母親も、姿を消した。まことしやかに、売られたらしいと噂を聞いた。
やがて衰弱し、食い扶持を稼ごうと苦渋の決断で裏社会に足を踏み入れ、少年の時分から柏原組に身を置いて──透は、両親の帰りを待ち続けた。
わかっていても、期待し続けた。「きっと」を捨てられなかった。
そしてある日、糸が切れるように、信じることを諦めた。
諦めて、捨てることを覚えて、そうしたら途端に心が軽くなったから──これでいいのだと目を背けることにしたのだ。
結局両親がなぜ帰ってこなくなり、なぜ透が捨てられたのか、彼自身も未だ知らない。
ただわかっているのは、当時両親はタチの悪い借金取りに騙され、何か──何かを、人質に取られていた。それだけだ。
余談だが、透の両親は既に帰らぬ人となっている。彼には預かり知らぬことだが。
鷹瀬透は無知である。
優しさゆえに、彼には何も知らされなかった。
しかし透としては、別に親を恨んではいなかった。そりゃ良い人間ではなかったけれど、透にとっては、一緒に生きていたいと思う人たちだったのだ。
けれど彼はある日、突然、親に捨てられた。
なぜかは知らない。
ある日親はいなくなり、帰ってこなくなった。
帰ってくると頭を撫でた父親も、待っててねと笑った母親も、姿を消した。まことしやかに、売られたらしいと噂を聞いた。
やがて衰弱し、食い扶持を稼ごうと苦渋の決断で裏社会に足を踏み入れ、少年の時分から柏原組に身を置いて──透は、両親の帰りを待ち続けた。
わかっていても、期待し続けた。「きっと」を捨てられなかった。
そしてある日、糸が切れるように、信じることを諦めた。
諦めて、捨てることを覚えて、そうしたら途端に心が軽くなったから──これでいいのだと目を背けることにしたのだ。
結局両親がなぜ帰ってこなくなり、なぜ透が捨てられたのか、彼自身も未だ知らない。
ただわかっているのは、当時両親はタチの悪い借金取りに騙され、何か──何かを、人質に取られていた。それだけだ。
余談だが、透の両親は既に帰らぬ人となっている。彼には預かり知らぬことだが。
鷹瀬透は無知である。
優しさゆえに、彼には何も知らされなかった。
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